枝がなが~く伸びるランブラー系のバラ。
お庭で、パーゴラや壁面などの風景として、大きな場所向きのつるバラというイメージですね。
確かにその通りなのですが…
うまく使えば、限られた空間でもゴージャスな雰囲気作りに大活躍!
そして、その花付きは圧巻です!
木立やシュラブバラにない、良いところがたくさんあります!
ランブラー系つるバラ一押しポイント!
枝が細くて柔らかいのでぐるぐる巻けます
細い枝が長~く伸びるので、オベリスクなどにぐ~るぐ~る枝を巻いて、ゴージャスな仕立てを作ることができます。
しかも、枝の配置はそんなに細かく気にしなくても大丈夫!
とにかく巻いちゃいましょう!
鉢植えにすれば、元枝が太くなりすぎないので、年数が経っても仕立てて楽しめます。
ぐるぐる巻かなければ、長いフェンスにもお勧めです。
フェンスに沿って枝を固定してあげれば、バラフェンスのできあがり~
ただそこから新しい枝が出て、ボリュームが出ますので、邪魔にならないような場所のフェンスで楽しんでくださいね!
丈夫な品種が多い!
病害虫の被害にあわないわけではありません。
でも、病気などで葉を落としてしまっても、それをものともせずにまた新芽をぐんぐん伸ばす伸長力があるのが、これらのつるバラです。
お花は春の一回だけなので、その後は、あまり神経質になりすぎずにピキャッシュを定期的に他のバラと一緒にかけておけば、来春には、またたくさんのお花を咲かせてくれます。
お世話はちょっと放任くらいがちょうど良い!?
土作りをしっかりした後は、肥料は少なめで!
地植えだったら、しっかり根付いてしまえば、あとはどんどん育ってくれます。
鉢植えだったら、他のバラの肥料の回数よりも少なめか、量を減らしても良いですね。
後は枝が伸びたら、とにかく冬までは、わさっとまとめておきましょう。
わさっとよけておけば良いです。
「上にしっかり伸ばしておかなければ」とかは、気にしなくて良いです。
あまり手をかけなくても、春にしっかり咲いてくれる、頼もしいつるバラです。
どんな向きでも咲きます
つるバラの誘引の時、「大体枝は水平から上くらいに」「放射状になるように」誘引をしますが…
ランブラー系バラは、しっかり誘引しても咲きますし、しっかり誘引しなくても咲きます。
枝が下を向いても咲きますし、それを計算して素敵な景色を作ることもできます。
トゲが多い品種などは、勝手に空間の空いている方へトゲを引っかけて枝を伸ばしていくものも多く、野性的に伸ばして咲かせてもかっこう良いですよ。
冬に、枝を束にまとめて固定しておけば、お花のラインを作ることができます。
アーチにも応用できますし、仕立てにもいいですね。
とにかく長く伸びる品種
ザ・ランブラー!という品種達です。
細めの枝がなが~く伸びます。
農場では、いつの間にか2m以上先の鉢の間から枝先を覗かせていたりします。
フランソワジュランビル
ピンクのランブラー品種では、一番有名どころのバラではないでしょうか。
枝は、自立せず、ほぼ這うように長く伸びていきます。
5m以上はゆうに伸びますので、低いフェンスにも良いですし、パーゴラでわっと咲かせるのもいいです。
フランソワジュランビル【つる性】
アルベリックバルビエ
白のランブラーといえば…の品種ですね!
ちょっと不定型なロゼットのお花は、中心が黄色っぽくなります。
自立しない柔らかな枝をほぼ匍匐するように長く伸ばします。
たくさんの枝をちょっと密に、贅沢に誘引してあげると、照り葉と輝く白色のお花であふれるようになりますよ。
アルベリックバルビエ【つる性】
アルベルティーヌ
少しサーモンがかったピンク色の蕾もかわいらしいお花です。
枝はちょっと太めなので小さな場所にはお勧めできないランブラーです。
匍匐して伸びるというよりは、勢いよく斜めに枝を伸ばし、弓状にしだれる感じになります。
パーゴラや、壁面など広い場所に。アーチに使っても枝を逃がせるフェンスなどにつなげられるようにすると、良い景色を作れますよ。
鉢で育てたり、挿し木の苗だと、細い枝で楽しむことができます。
アルベルティーヌ【つる性】
キングローズ
「バラ」という意識無く、お庭に植わっていたりする、実はとてもポピュラーなつるバラなのではないでしょうか。茨城でも、6月頃、塀の上からわっさりと無誘引で咲いている姿を見かけます。
野生的に育てても、春にはたくさんのお花で楽しませてくれます。
キングローズ【つる性】
フェリシテエペルペチュ
白の小花は、満開の時にはとてもメルヘンな雰囲気を作ってくれます。蕾の時の赤色がとても良いアクセントになります。
花首は長めで、下に下がるように咲きます。
上から花が下がるように咲かせると、風に揺れる様子も、とてもかわいらしいですよ。
フェリシテエペルペチュ【つる性】
ローラダボー
やっぱり可愛いローラダボー!実際に育てて咲かせてみて、満足度の評価が高いつるバラのようです。
枝はトゲが多く、けっして扱いやすい方ではありませんが、たくさんの枝を贅沢に誘引して、春にあふれんばかりの可愛いお花をぜひ愛でて下さい。
草花との相性も良いので、そちらのコーナーでも紹介しているランブラーです。
ローラダボー【つる性】
ブラッシュランブラー
ありがちな小花系のお花…と思われそうですが、いやいや!
その伸長力で、野生的に空間を埋める様子は、とっても圧巻で、しかもかわいらしいです!
トゲが少なめという情報も出てたりしますが、それなりにありますので、自分である程度引っかかって伸びたりします。かわいらしく、ナチュラルなお庭造りに!
ブラッシュランブラー【つる性】
トゲが少なめなので扱いやすい!
ランブラー系のつるバラは、枝が長いので、しっかり誘引しようと思うと結構手間はかかりますし、トゲが鋭いと枝が邪魔になったとき憂鬱…という方も多いと思います。
なので、枝にトゲが無いor少ないとお手入れはらくですし、枝が伸びてもケガをしにくいのが嬉しいですね!
冬、葉が無くなれば革手袋をしなくても誘引作業ができます。
枝に棘が無くても、葉に棘があることはあるので、素手で作業をしたい場合は、革手袋をして葉をしっかり落としてから行ってくださいね!
トゲが無い分、枝どうしで引っかかりがないので、紐で固定して目的の場所で咲かせてあげてください。
系統としてはランブラーローズではないものも一緒にご紹介しています♪
トゲなしに自信あり
群舞
トゲがありません!葉の裏にもトゲがありません!トゲは困るけどつるバラが欲しい場所にぜひ!
白の群星との相性もばっちりです。柔らかな雰囲気の葉も美しいバラです。
仕立てや、壁面、パーゴラ、フェンスなど大きく誘引できる場所に。
群舞【つる性】
群星
トゲがありません!葉の裏にもトゲがありません!トゲは困るけどつるバラが欲しい場所にぜひ!
ピンクの群舞との相性もばっちりです。柔らかな雰囲気の葉も美しいバラです。
仕立てや、壁面、パーゴラ、フェンスなど大きく誘引できる場所に。
群星【つる性】
ユキコ
トゲの無い枝がどこまでも伸びます!
柔らかな枝なので、長いフェンスや、仕立てにもお勧めです。
ちっちゃなピエールドゥロンサールのようなお花は、誰からも愛されるかわいらしさです。
ユキコ【つる性】
春風
ランブラーではなく、シュラブ系統のバラで、修景バラとして、道路脇に群生させている場所などもあります。
花首が短く咲くので、ほぼ樹形通り、仕立てたとおりの形に、びっしりとたくさん咲きます。
放射状にトゲの無い枝を伸ばし、自然樹形だとこんもりとしたシュラブを作ります。花もちが良いのも嬉しいところです。
春風【つる性】
ちょっとトゲがでるかも?
ギスレーヌドゥフェリゴンド
白からクリームの花色で、ランブラー系のお花はあまり品種数は多くないので、重宝します♪真っ白ではないので、全体の印象はふんわりとした感じです。とてもかわいらしいですよ!
枝のトゲは少なめですが、まったく無いわけではありません。
ギスレーヌドゥフェリゴンド【つる性】
ファイルヘンブラウ
青っぽいランブラーとして、不動の人気を確立しているつるバラですね!
冴えた青紫のお花は、ピンクのつるバラと合わせても可愛いです。
仕立てでオベリスクなどでも使えます。
春に短くしても咲いてしまう、多彩なランブラー系つるバラです。
ファイルヘンブラウ【つる性】
ヴァイオレット
ファイルヘンブラウと並んで、人気の紫系ランブラーです。
2つの花色は、環境によっては似たように咲くこともあります。
大人の落ち着いた空間作りに。他のバラとコラボさせて、ハイセンスなお庭造りにどうぞ。
ヴァイオレット【つる性】