garden
バラと草花とが見事に調和したお庭は、多くの方が目指す所ではないでしょうか。

春が勝負の一季咲きのつるバラは、豪華に誘引して主役に!他のバラと併せて引き立て役に!また、草花と合わせてお庭を彩る風景の一部としてなど、仕立て方次第で様々なお庭に使うことができます。

ここでは、春咲きつるバラとそれに合う宿根草や一年草をご紹介します♪

バラは、宿根草などと合わせやすい花色、カップ咲きやロゼット咲き、ポンポン咲きのかわいらしい花形の品種を選んでみました。

アンティークでロマンチックな雰囲気づくりにおすすめのバラ

少し花径が大きめだったり、ロゼット咲きやカップ咲きなのでアンティークな雰囲気を持つつるバラをご紹介します。
バラの存在感を強く出しやすいので、小花系の草花と合わせるとロマンチックなお庭を作りやすいかと思います。

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ファンタンラトゥール

ファンタンラトゥールザ・オールドローズ!といった雰囲気の柔らかな花色と、ロゼット咲、そして強香!で上品なかわいらしさを持つバラです。トゲは比較的少なめです。
フェンスや壁面、オベリスク仕立てにも向いています。

ピエールドゥロンサール


殿堂入りも果たし、もっとも有名なアンティーク型つるバラと言える、変わらない人気のピエールドゥロンサール。冬に短く切っても咲いたり、フェンス、ポール、オベリスクなど、様々な仕立てにも向きます。存在感抜群です。

ラレーヌビクトリア


コロンコロンのお花は、青みがかったオシャレなピンク色で、いろいろな色の草花とも相性がよいです。
オベリスクやフェンスで少し見上げる位置に咲かせるくらいがかわいらしく見えます。
一緒に香りも降ってくるようですよ。

セバスチャンクナイプ


ほんのりと中心に入るサーモンピンクがとても上品なアンティーク調ローズ。
良く伸びるので、大きく這わせたい壁面などにおすすめです。
1m位に短くしてもまた良く咲くので、花壇の中で、見せ方を工夫してもおもしろいバラ。
青系の草花と合わせると妖精でも住んでいそうな雰囲気に♪

シャルルドゥミル


目の覚めるようなローズピンクがアイポイントとなります。
自然樹形でわっさりさせるとゴージャスですが、基本的には足下が寂しくなりやすいので、草花でカバーして素敵に見せたいバラです。

マダムピエールオジェ


ラレーヌビクトリアの色変わり品種で、繊細な花色が人気のつるバラ。シルバーがかった花色が、大人のかわいらしさです。
ラレーヌビクトリアと同じく、大きめのオベリスクやフェンスへの仕立てがお勧めです。

バリエガタディボローニャ


このオシャレで可愛い雰囲気は、是非主役にしてあげたいつるバラです。
大きく伸ばしてフェンスや壁面に!剪定管理をしてあげれば、低い位置で花を咲かせることもできます!この個性、どうやって活かしてあげますか??

アッシュウェンズデイ

アッシュウェンズデイ
灰色とも薄い茶色とも、薄い紫とも言えない、微妙なカラーがユニークで人気のつるバラです。
ちょっと上級センスのお庭を目指すならぜひ取り入れてみたい花色です。

かわいらしく、ナチュラルな雰囲気づくり

小花系でかわいらしい印象のものや、しだれても咲くような柔らかい雰囲気のつるバラ、実なども楽しめてより素朴な雰囲気を楽しめるようなつるバラたちです。
大きく仕立てれば主役に、もう少し大きな花径のバラと合わせて植えてもとても良い雰囲気を作ってくれます。

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スィートブライヤー

実のなるバラと言えば!でロサカニナに並んで有名なバラです。こちらの方が実が大きく、ローズヒップティーなどに使いたい場合はこちらがお勧めです。葉をもむと、芳香がして、ハーブ的な雰囲気の強いバラです。ハーブガーデンにもいいですよ!

ファイルヘンブラウ

青紫色が大変ユニークなランブラーです。
全体的に花をつけやすいので、オベリスクなどにもお勧め。もちろん大きく仕立ててもグッド!枝のトゲは少なめなので、冬の誘引は少しラクです。

レダ

花開く度に、その一輪の美しさにため息が出てしまいそうな美麗花。あまり大きくならず、枝もしなやかなので、オベリスクやトレリスなどで枝を支えてあげると良いです。自然樹形でもワイルドビューティーな感じに。

群舞

トゲがありません!葉の裏にもトゲがありません!トゲは困るけどつるバラが欲しい場所にぜひ!
白の群星との相性もばっちりです。柔らかな雰囲気の葉も美しいバラです。
壁面、パーゴラ、フェンスなど大きく誘引できる場所に。

群星

トゲがありません!葉の裏にもトゲがありません!トゲは困るけどつるバラが欲しい場所にぜひ!
ピンクの群舞との相性もばっちりです。柔らかな雰囲気の葉も美しいバラです。
壁面、パーゴラ、フェンスなど大きく誘引できる場所に。

ギスレーヌドゥフェリゴンド

良く伸びるランブラー系で、この色合いは少ないので、空間を明るく&可愛くしたい時などに重宝すると思います。白からクリームの花色はとてもかわいらしいですよ!
枝のトゲは少なめです。その点誘引は少し楽かもしれません。

ローラダボー

花のかわいさが秀逸です!
とても良く伸びるランブラーなので、大きく誘引したいところにおすすめです。大きなアーチやパーゴラにも。トゲは鋭いので、あまり細かい誘引をしなければならない場所では管理が大変です。

ベルイジス

花径は6cmほどですが、整ったロゼット咲でアップで見ても美しい!
枝は細く柔らかめで、あまり大きくはならないので、飾りを見せたいオシャレなオベリスクに巻いたり、小さめのアーチなどにも使えます。

ロサカニナ

「実をつけるバラと言えば」の王道ローズ。
真っ赤に色づく秋のローズヒップはガーデンに秋らしさを演出してくれます。
ほんのりピンク色のお花も楚々とした雰囲気がとてもかわいらしい。

春咲きの宿根草、一年草のご紹介

バラとの相性が良い草花

花穂の長い花や花付きのよい小花、カラーリーフなどが、バラとの組み合わせとしておすすめです。
色の組み合わせ方で全体の雰囲気が決まりますが、3色ぐらいの花色に絞った方が全体的にまとまりやすいですね。
組み合わせやすい白、ピンク、紫などの花色のものを中心にご紹介しています。
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オルレア
白のレースのような花姿はとても可愛らしく、どのバラとも相性◎。こぼれ種でも増えるとても育てやすい植物です。
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クレマチス
種類が多く、一重咲き、ダリア咲き、ベル咲きなど花姿が豊富です。開花時期が品種によって異なりますので、バラと開花時期が同じ物を選んでください。

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カラミンサ
小さな穂状の花を咲かせます。紫、白、ピンクなどの色があり、つるバラの株元にボーダーのように植え込むと素敵ですよ。開花期間が長く、斑入りのものなどカラーリーフとして楽しめるものもあります。
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宿根リナリア
穂状に小さな花を咲かせます。白、ピンク、紫などバラと合わせやすい色合のものが多く、とても丈夫です。あまり肥料を必要としないので、バラの株元からは少し離れた場所に植え込むのがおすすめです。

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チョコレートコスモス
深みのある黒赤色で淡い色合いのお庭のフォーカルポイントとしておすすめです。高温多湿を嫌いますので、暖地では育てにくいかもしれません。冷涼地では夏も咲き続けます。
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ルピナス
藤の花を逆さまにしたような花姿で、花色も豊富です。矮性のものから、人の背丈ほどになる品種もあります。苗を植え込んだ後はあまりお手入れも必要なく、手が掛かりません。耐暑性はあまりありませんが、耐寒性はあるので、寒冷地では宿根します。

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ヒューケラ
花よりも葉を楽しむ植物です。赤や黒、茶、斑入りなど色々な種類があり、バラの引き立て役となってくれます。常緑で耐陰性もあるので、バラで多少日陰になっても問題ありません。
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バーベナ
耐寒性のある宿根タイプと耐寒性がなく一年草に分類されているタイプとあります。一年草タイプの方が、種類も豊富で、花色もたくさんあります。
開花期間も長いので、匍匐性の種類を花壇の手前などに植えれば、バラの開花が少ない時期でも花壇が賑やかになりますよ。

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アルケミラ・モリス
黄緑色の小花を株いっぱいに咲かせます。
バラの緑色の葉とのコントラストもきれいで、花壇の縁取りなどにも向いています。
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デルフィニウム
存在感たっぷりの株姿と他の植物ではあまり見かけない青色がとても素敵なんです。白、淡紫、濃紫などありますが、やはりバラにはない青色がおすすめです。
耐暑性が弱いので、暖地では一年草となってしまうようです。

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ニゲラ
白、紫、ピンクなどの色があり、繊細な雰囲気の葉っぱもバラを引き立ててくれます。種からでも育てやすい植物です。
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ラムズイヤー
産毛がはえたような手触りのよいシルバーの葉が特徴です。
高温多湿に弱く、梅雨時期には葉が傷みやすいので、枯れ混んだ下葉などはこまめに取り除いてください。

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ラベンダー
香りの良いハーブです。紫色の花穂に銀葉の葉はバラとの混植にもピッタリです。
耐寒性、耐暑性など品種によって性質に差がありますので、お住まいの地域にあった品種を選ぶようにしてください。

知っておくとお役立ちかも!バラとの混植時の注意点

苗を入手するのは冬のうちに!

春咲きの宿根草や一年草は冬の間に苗が出回り、植え付けをするものが多いです。
春になって欲しい!と思っても希望の物は無い可能性も高くなります。
冬のうちに探してみるのがお勧めです。
苗で出回っている時はまだ小さな株でも、かなり大株になるものもありますので、最終的な株の大きさを調べてから植え付けするようにしてください。

密植しすぎに注意!

冬の間はお庭がスカスカな状態に思えても、春になって葉が茂り出すと思った以上に株が密集してきます。
密植してあると見た目は素敵ですが、後で病気が出やすくなったり、お世話が大変なことに…

もう少し植えても大丈夫なんだけど…と思うぐらいがちょうど良いですよ。

また、宿根草は段々と株が大きくなっていきます。
ある程度、同じ大きさを保ちたい時は、株分けなどで調整します。

植え込みは陽当たりのことも考えて計画的に!

同じ品種でも、背が高くなるものから矮性のものまで、多くの種類が出回っていますので、よく調べてから苗を植え付けないと、思ったよりも背が高くなって、バラが隠れてしまった…なんてことになるかもしれません。

バラの株元近くはあまり日が当たらなくなってしまうと、シュートが出にくくなってしまったり、メンテナンスしづらくなってしまいますので、植え込み過ぎないようにしてください。