てんちょーです。
ピキャッシュを撒いております。
ピキャッシュとは、スカッシュをピキャットクリアで希釈したものです。
…もうわかってるよ!ってそろそろ言われそうですね(笑)
ピキャッシュが発見されてから、今年度の登録農薬の使用はスカッシュのみで育てていることは、ブログでも何度も話題にしたかと思いますが、農場ではこ~んな軽装で気軽に撒いてます。
もちろん撒き方は気軽でなく、真剣勝負です。全体にまんべんなくかかるよう頑張っております。
今年度は、肥料のやり方も見直し、そのおかげかお彼岸を過ぎた頃から虫をほぼみかけなくなりました。
去年の今頃は、もっと虫や病気に悩まされていたように思います。
この農場でも、緑の親指姫をみかけるようになりました。
ピキャッシュと共にカエルやクモにも、ずいぶん働いてもらいました。
来年は更に仲間を増やして欲しいところです。
親木のオフェリアが咲いていました。
スリップスにやられることなく、きれいです~
ピキャットクリアやピキャッシュを使うにあたって、皆さんがちょっともやもやしてるんじゃないだろうかという所をいくつかお話してみたいと思います。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””] なかなか陽が出ていない時に撒けないのですが…[/speech_bubble]
ピキャットクリアは紫外線が大敵なので、散布は曇りの日が最適です。が…
タンクに紫外線があたらないようにすれば、陽が出ているときに散布しても、きちんと除菌効果を保って撒けることがわかりました。
ですので、天気のタイミングを計るよりも、バラの状態や状況にあわせて「今だ!」という時にこまめに撒いてください。
しつこいですが、タンクの紫外線カット対策は絶対にして下さいね!
ただ陽が強かったり暑かったりすると、薬害が生じる場合もあります。濃度を調節するなどの工夫が必要です。
また、ピキャッシュの場合、薬害の出やすさはピキャットクリアだけの時よりも高くなります。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””] ピキャットクリアは消臭効果がありますが、バラの香りが消えてしまうなんてことは…?[/speech_bubble]
ピキャットクリアは瞬間消臭です。
全体に散布すると、その場で漂っている匂いは消してしまいます。
ですが、バラが放つ香りを、元から消してしまうことはありません。
すぐにまた良い香りを漂わしてくれますよ♪
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””] 開花中に撒いても大丈夫?[/speech_bubble]
ピキャットクリアやピキャッシュが花を傷めることはありません。
むしろ、スリップス対策のためには、ピキャッシュがしっかり中までかかるように散布してください。
お花への散布は灰色カビ病の予防にもなります。
ただ、終わりかけのお花や、株が乾燥している状態で撒くと、花弁の端から傷むことはあります。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””] 何度撒いてもいいの?[/speech_bubble]
ピキャットクリアの散布は、いわば手洗いと一緒です。
風邪予防にこまめなうがい・手洗いがかかせないのと同じように、こまめに的確に散布する習慣が病気予防につながります。
農薬のように、バラの体内に残る成分もなく、また虫や菌に耐性をもたせることもないので、回数の制限はありません。
ただ、何事もやりすぎは良くありません。条件次第では薬害症状も出ます。
除菌力は、濃度だけでなく、接触時間やpHでも決まります。
こまめに散布する=接触時間が多くなる時は、濃度が薄くても除菌力は高くなります。
バラの状態と、ご自分のスタイルとで、最適な方法を見つけてください。
…ということで、何かご質問などありましたら、お気軽にメールくださいませ!
ちょっと、こ難しい話になりましたので最後に息抜きどうぞ~
秋の陽にまどろむジュリさんです。