てんちょー手

バラの花弁を漬け込んだホホバオイルを使って、ローズクリームを作ってみましょう!
作り方は、溶かして混ぜて固めるだけなので、結構簡単です。
自然なバラの香りで安らげる、使い勝手の良いクリームですよ♪

材料と道具

材料

・バラの花弁を漬け込んで香りのあるホホバオイル…60ml
・蜜蝋(ホワイト)…8g
・精製シアバター…3g

オイルは普通の精製ホホバオイルでももちろん作れます。
香りを付けたい場合は、精油を用意して下さい。(オイル10mlに対して1滴が目安)

シアバターは未精製のものもありますが、肌に合わない場合もあるので、精製を使用しています。

蜜蝋はホワイトの粒タイプです。生蜜蝋よりも香りなどが弱いタイプです。

少し多めの量なので、1人で使う場合はこの半分でも十分です。
市販の物と違って防腐剤など入っていないので、数ヶ月も日持ちするものと考えずに、最初は少しの量から作ることをお勧めします。

道具

・はかり…材料を量る用

・計量カップ…オイルを量る用

・小さいゴムべら…計量カップについたオイルを集める用

・クリーム用の瓶…150ml
(混ぜるときに液が結構上まで上がるので、材料の倍以上位の容量がある方が安心)

・小鍋…湯煎に使います。
(目玉焼ができる程度のフライパンでもよい)

・小さめの泡立てマドラー又は竹串3本程度のもの
(写真では割り箸2本)

・電動クリーマー…できればあった方が楽です。
(100均にもあります。単3電池2本使用)

・水を張った小さめのボウル…冷やすために使います

・清潔な濡れふきん

作り方

1材料を計量します。

今回の分量は少し多めです。
1人で使うにはこの半分くらいで作ってみて、足りない様であれば、その都度作る様にした方が良いです。

2オイルと蜜蝋を瓶に入れて蜜蝋が完全に溶けるまで浅鍋で湯煎にします。

オイルを瓶に移すときは、ゴムべらがあると計量カップに残すことが無く便利です。

蜜蝋が溶けるのは65度ぐらいなので、お湯をぐらぐら沸騰させる必要はありません。
温度をあげ過ぎるとオイルが劣化します。

意外と溶けるのに時間がかかるので、混ぜながら、お湯が冷めてきたら湯を足してみたりしながら溶かします。

3瓶を濡布巾の上に取り出して、電動クリーマーでかき混ぜます。手動の方は頑張って絶え間なく混ぜて下さい。

始めは熱いので飛び散ったりしないよう気を付けてください。
熱すぎる時は水を張ったボウルに軽くつけて下さい。つけ過ぎると直ぐ固まります。

1〜2分で温度が下がるとともにマヨネーズ状になったら、電動クリーマーはやめて下さい。(動かなくなります。)

 
 

4ここからは手動でかき混ぜます。

精油(エッセンシャルオイル)を入れる時はここで入れて下さい。分散するようよく混ぜます。

手動でグルグル!

人肌ぐらいに冷めたらかき混ぜるのをやめて、瓶を台にトントンと軽く打ち付けて、表面を平らにし、冷まして出来上がりです。

今回のクリームは少しゆるめですが、傾けてもクリームが動かないくらいです。

できあがり!

てんちょー手

きつくないバラの香りと蜜蝋の香りがするクリームで、伸びが良いのでハンドクリームとしてだけで無く、乳液代わりに薄く顔に塗ったりして使うことも出来ます。

シアバターの保湿力とオイル&蜜蝋のカバー(パック)力がなかなか良い感じですよ♪

塗り込んだ直後はテカテカするけど、ヌルヌルしない。水を触ってもヌルつかなくて、私も気に入って使っています。

保管は冷暗所で大丈夫ですが、たくさん作った場合は小分けにして冷蔵庫に使わない分を保存しておくのがお勧め。
冷蔵庫に入れて、出したりしまったりするのは、瓶の中に結露を作り雑菌が湧く原因になるのであまり良くありません。

材料の分量はお好みで変えることも出来ます。
この3つの組み合わせでオイルの量をうんと少なくすれば、固まりやすくなり、リップクリームにしたりもできます。

クリームのできあがりの固さは、同じ分量でも、混ぜ方や、室温などで違いが出たりするそうです。
それも手作りの味として、ぜひ楽しんで作っていただければと思います!

情報の提供にご協力いただいたむぎこさんに、この場を借りて心より感謝申し上げます!