バラの水やりについて
バラがすくすくと健康的に育つためには、しっかりと水を吸える環境が必要です。
水やりは「土が乾いたらやる」というよりは、「古い水を新しい水に入れ替える」感覚で行います。
・土にたっぷり水を吸わせる
・水が不足しないように水を足す
・古い水を新しい水に入れ替える
この3つを考えながら水やりをおこないます。
鉢バラの水やり
水はけの良い土と排水性の良い鉢で育てていれば、水をたくさんやっても根腐れは起こりません。
葉のある生育期は基本的に1日に1度、鉢内の水を入れ替えるイメージで与えます。
鉢の乾き具合は、土表面の濡れ具合でなく、重さで確認するようにしましょう。
夏場など、朝に与えてもまだ陽が高いうちに乾いてしまうことがあります。少し傾けるようにしてでも良いので、鉢内の水の量を推し量る癖をつけましょう。
逆に、葉がある季節にもかかわらず、何日も土が乾かないような場合は、鉢の大きさがあっていない可能性があるので小さめにしてみるなどがおすすめです。
地植えのバラの水やり
地植えのバラへの水やりは、
・植え付けたばかりの後、1週間程度
・雨が長く降らない時
におこないます。
雨が当たりにくい場所の場合は水は必要です。
水やりのコツと大切な事!
![うりゃねこ解説](https://bara.shop/shop/wp-content/uploads/2019/12/urya2.png)
バラの水やりについて大切な事を解説しますね!
水遣り3年と巷では言われていますが、私は水遣り1日と言っています。
3年もかからないです。理屈がわかればすぐにできるようになります。
まず、水の供給記事を読んでいただいて…
とっておき!目からウロコ!
ではなくて、当たり前の話をします。
「水はバラに与えるのではなく、土に与えてください!」
これだけです。
大事なのは、土全体で水が吸えることです。
これ、イメージでけっこうですから水遣りの時に意識してください。
それだけで大丈夫です。
たとえば、10号鉢クラスに水を与える場合…
(1)ハス口を動かさずに1カ所だけ
(2)ハス口を鉢に沿って回すように
(1)は、鉢に水を入れているだけです。
(2)は、鉢の土に水を吸わそうとしています。
こういう違いが、やがて生育に出てきます。これは地植えの場合も同じです。
小さい鉢の場合は、水圧を弱めないと土全体に水が行き渡る前にあふれたりします。
鉢の大きさで水圧は変えていきます。
ちょっとした気遣いみたいな感じですね。
でも、ちょっとした気遣いの積み重ねは結果としては大きく違ってきます。
水遣りは冬も行います。
雪が積もらない限り、暖かい日があれば水遣りしましょう。
1週間に一度、10日に一度でもかまいません。
土が乾かないから水遣りしないという考えは、土や根のことを考えていません。
冬でも根は動いています。穏やかですが水を摂取しています。
好気性微生物も居着いています。
酸素ぐらい送ってあげましょう!
これも、ちょっとした気遣いです。
こうじゃなきゃいけない!とか、やらないと絶対ダメ!という話ではありません。
「少しでもバラが良くなるように、有利になるように!」
と考えていくのがピキャット流です。
でも、こういう想いの積み重ねにより、バラは最高のパフォーマンスを魅せてくれるはず!
明日から意識を変えただけで、水遣り3年は迷信の話になります。
うりゃねこ伝授!魔法の水
では、皆さんには特別に「魔法の水」の作り方を伝授します。
上手く育たない方は、この魔法の水で解決するかもしれませんよ!
まず、綺麗に洗ったペットボトルを用意します。
そこに水を2/3ほど入れてシャカシャカと10秒ぐらい激しく振ってください。
これで、できあがりです。
これ、別に魔法でも何でもありません。
水に空気をいっぱい含ませただけです。
ベランダや軒下など、雨が直接当たらない場所で育てている方はこれでバラが見違えるほど活性することがあります。
理由は、もうご存じですよね。
そうです、好気性土壌にするためです。
ここで皆さんの水遣り方法を見直してみてください。
雨水→水道水→井戸水→たまり水
この順に、水に含まれた酸素は少なくなっています。
雨水も溜めてしまうとたまり水となって酸素が乏しくなります。
次に水遣り手段です。
ハス口で与えている場合は空気が巻き込まれやすくなります。
それ以外は空気が巻き込まれにくくなっています。
皆さんは土の上にはクリプトマルチを敷いていますよね!
この上から水を与えると、空気がとても巻き込まれやすくなります。
ただ、古くなると巻き込まれにくくなっていきます。
マルチング材はこういうことも考えられています。
ちなみに、地下水も表層近くの水は動いていれば酸素があります。
水が動かずにとどまっている場合は酸素がありません。
自然では、バラが摂取する水は雨水です。
バラに合わせて、雨水のように空気をタップリを含ませて与えていきましょう!
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