こちらは、白にローズピンクの覆輪が美しいつるバラ、アンティーク’89です。
ドイツのコルデス社が1988年作出したバラなんですが…
図鑑でもあまり載っていないし、近年では国内でほぼほぼ見かけない品種となってしまいました!
とっても貴重なバラなのにゃ!
そうとも言えるよね!
海外のサイトでは、まだ販売しているみたいだよ!
このアンティーク’89で私が特にいいなぁ!と思うのは、咲き始めと咲き終わりの印象がとても違って面白いところかな~
そういうバラは、まあ他にもあるとは思うんだけど、花持ちがとても良いので、それを長いスパンで楽しめるんだよね!
へ~!
そうなんにゃ!
本当に全然印象が違うのにゃ!
でしょ~
昔、このバラを地植えにしているバラ農家さんがいて、咲き始めの頃に訪れてきれいだな~と思ったんだけど、1週間くらいしてまた訪れたとき、まだこのロゼットの形で咲いてて、すごく印象的だったのを思い出すよ。
これが、その農家さんの所で咲いてたのを撮った写真だよ!
またちょっと赤色が強めに出て、違った美しさなのにゃ~
この年は春がとても寒くて、色も良く出たし、更に花持ちの良さが際立ったのかもしれないね~
咲き進むと、全体に赤色が回って、ほら太陽の下で燃えるような美しさだよ~
ほんとだにゃ~!
最後まで裏弁が白いところが、また良い味になってるのにゃ~
ところで、育てやすさはどうなのかにゃ??
はい!
病気への強ささはそれなりにあると思います。
樹勢が強いので、多少の病気はなんのその~という感じだね。
黒点が出たって、下の方の葉を取っちゃえばいいしね。
この写真は春の様子だけど、蕾が房で付いているのがわかるかな~
勢いがあると、更にたっぷりとお花をつけてくれるんだよね!
しっかりした枝なので、大きく誘引して楽しむのに向いていると思うよ!
その名の通り、アンティークな花形がかわいいのにゃ!
お花も結構大きそうなのにゃ!
大体8~10cmくらいかな!
そして、秋にもぽつぽつと返り咲いてくれるお楽しみも~♪
秋のお日様はちょっと柔らかいから、またアンティークちゃんの表情も違って見えるんだにゃ♪
3枚目のお花は、ほんと咲き終わり~って感じなのに、まだがんばってるにゃ!
ほんとだね!
お花に香りはほとんど無いんだけど、咲き終わりまできれいな姿を保ってくれるっていうのは、お庭の景色の中ではとてもありがたい能力だと思うんだよね~
にゃ~るほどにゃ~
おいらが知らないステキなバラちゃんはまだまだたくさんあるんだにゃ~!
この出会いに感謝なのにゃ~!
品種名 | アンティーク’89 【Antique’89】 | ||
系統 | 大輪咲きクライミング | 育てやすさ | 育てやすい |
花色 | 白にローズピンクの覆輪 | ||
花性 | 返り咲き | 花形 | 8cm 丸弁高芯咲き~クォーターロゼット咲き |
香り | ほとんどない | ||
大きさ/樹形 | 伸長約2.5m 剛直な枝が人の背丈より高く伸びる | ||
開花時期 | 普通 5月下旬頃より |
品種の解説
花弁裏は白、表は鮮やかな赤~ピンク色の端正な花がとても美しいツルバラです!
咲き始めはモダン的な高芯咲きですが、咲き進むととても愛嬌のあるクウォーターロゼット咲きに!香りが無いのが残念ですが、見応えたっぷりのバラです!
花持ちが良いので、咲き終わりまで長くお花を楽しめます!
病気にも強く、地植えで水やりも肥料やりも消毒も特にせずとも美しい花を毎年咲かせている強健種です!秋にも返り咲きますよ!
日本ではあまり出回っていない品種のようですが、海外では結構ポピュラーに育てられているようです!
枝は剛直に伸びますので、大きくフェンスなどで使用するのがお勧めですよ。
皆さんもぜひこのバラの魅力に触れてみて下さいね!