だんだんと涼しい風が吹き始める9月、10月!
秋の気配を感じながら、秋のお手入れを楽しんじゃって下さい♪
9月、10月頃のバラって?
こんにちは!
9月・10月は、厳しい夏を無事乗り越えたバラたちが、また少しずつ生長に勢いを増し、四季咲き木立性バラは剪定後、気温の下降と共に新芽を伸ばし蕾をつけ、綺麗なお花を咲かせ始めます。
ただ、近年は10月になっても気温が下がらないことも多く、夏花のような味気ない花を咲かせてしまうこともあり、そう言った場合は、早めに切って、2番花を狙うこともできます。
周りの環境としては、夏の暑さで潜んでいた虫や病原菌の活動もだんだんと多くなり始め、台風なども気を付けなければならない季節です。
ピキャットクリアでの定期的な洗浄、お花を咲かせたいために、新芽や蕾に寄ってくるイモムシ系害虫、バラゾウムシなどのパトロールが欠かせないようになります。
夏越しを上手くできなかったバラには、引き続き休息期としてケアを続け、開花は来春に焦点を置き、今年のウチに調子を取り戻せるようにしましょう。
生長サイクルについての解説はコチラ!
この時期のお楽しみはこれ!
秋色バラを楽しもう!
四季咲きの木立性バラは、10月中頃より秋バラを楽しめます♪
秋のお花は、小ぶりながらも、形良く、香り良く咲いてくれるのが魅力的です。
また、秋の陽は黄色みが強く、濃紅やオレンジなどの色を特に美しく映えさせます。
秋色の魅力的なバラ達を集めたページがありますので、ぜひご堪能ください♪
ローズオイル作りなどいかがでしょう?
てんちょーがはまっているのが、ローズオイル作り。
といっても、バラの花弁からオイルを抽出するような難しいものではなく、ホホバオイルにバラの香り付けをおこなうものです。
秋のお花に限った楽しみではなく、春のお花でももちろん作れます♪
お花も4個くらいあれば200mlくらいのオイルには十分ですので、香り高いお花が咲いたら、作ってみてはいかがでしょうか?
この時期のバラ作業あれこれ
木立性バラの夏剪定
土壌バランスを整える
暑さが少し落ち着いてくると様々な微生物が元気になりますが、元気になる微生物は良い物ばかりではありません。
有機土壌のバランスを整えるために、このタイミングで強い有用微生物のトリプルバイオを投入すると、良い菌が増えやすくなります。
これから与える肥料を効きやすくするためにも、ぜひオススメです。
リバイバルやリバイバルLightも引き続き続けましょう。
トリプルバイオの与え方はこちらをご参考にしてください♪
こんにちは。#グリーンアイス日報
です。・水やり
・トリプルバイオ投入朝に水やりをすませ、帰宅後トリプルバイオ与えました。
マルチの下に撒き、軽く表面で土と混ぜてマルチを戻し、水を与えておきます。
投入量は続きにて。#バラ #無農薬栽培 #育て方 pic.twitter.com/SksNWYkCLQ— てんちょー🌹ゆうきの園芸ショップ(バラ苗・園芸資材) (@pcatrose) September 3, 2022
基本肥料を与える
夏場は液肥を使用して夏越しした鉢バラは、9月入った頃に基本肥料を与えます。
(基本肥料を併用していて、与えてから1ヶ月も経っていないのに、必ず9月始めに与えましょうということではありません。)
9月に入っても猛暑日が続くような、夏と環境が変わらないような場合は、引き続き夏と変わらないお世話を続けて下さい。
剪定を行う株には、剪定後くらいに与えるのがオススメです。
地植えの場合は、肥料が必要そう(必要とする)であれば与えてください。(秋花を咲かせる木立バラなど)
蕾が見えたらありんを!
基本肥料に活性有機ぼかしを使っている方は、小さく蕾が見え始めたら、週1回のピキャットありんの散布をしましょう。
PSPぼかしを使用している場合は、りん酸はしっかり強化されているので、特に散布の必要はありません。
つるバラの枝をまとめる
つるバラは、夏の剪定は必要ありませんが、長く伸びている枝がたくさんあると思います。
今年伸びた枝は、来春に花を咲かせる大切な枝ですので、折れたりしないよう、上に伸ばしたまままとめて支柱や誘引先にくくっておきます。
横に倒してしまうと、折れてしまったり、芽が伸びて中途半端な横枝が伸びてしまうので、休眠期まではできるだけ上に伸ばしたままにします。
まったく届かないような、管理できないほど長く伸びた場合は、放任するか、横枝が伸びるのを覚悟で誘引してしまうか、そこまで長さが必要なければ切ってしまうのも手でしょう。
葉が無い株には…
夏の暑さで弱って葉を落としてしまったバラは、とにかく養生を続けます。
直射日光が一日中当たるような場所は避けられる場所で、しっかり水やりをし、1000倍以上のリバイバルを与えていきます。
肥料は与えません。
問題が暑さだけであったならば、また元気に葉を出してきます。
葉を出してきたら、肥料を与えます。
マメコガネの食害などで根も少なくなっている場合は、リバイバルで養生し、動きが見えてきたら薄めの液肥から始めます。
台風対策
9月、10月は台風シーズンです。
せっかく伸びてきた葉が傷んでしまうのはとても悲しいですが、とにかくやっておきたいのは枝を根元から折られてしまわないようにすることです。
支柱を立てて結わいたり、ネットで覆うなどの対策をしてください。
特に防風ネットでの株の保護は、暴風による葉の揺れを抑えてくれるので、傷みも最小限に留められます。
ご自分の対策が終わったら、バラの対策も早めに行ってあげて下さい。
台風対策の記事はこちら!
病害虫対策
人間やバラが活動しやすくなると、菌や虫も活動しやすくなります。
夏の暑さで潜んでいた菌もまた活動を始めますので、ピキャットクリア、ピキャッシュでの定期的な洗浄を行って下さい。
カルシウムもぜひ混ぜて下さい。
うどんこ病、黒点病、ベト病に注意が必要です。
虫も、各種イモムシ類、バラゾウムシなどが活動を始めます。
開花時はスリップスも発生します。
落ち葉などはきれいに取り除き、ピキャッシュは葉だけでなく、マルチングの上や鉢周りにもかけていくことで、虫も潜みにくくなります。
病害虫について詳しくはこちら♪
9月10月の作業まとめいかがだったでしょうか〜
秋のお花は、咲かせるのが中々難しいイメージですよね!
気候もバラの状態も毎年違うので、正解が特に得難いのも難しく感じる点の一つかもしれません…
しかし、その分イメージ通り咲いた時の喜びはひとしおです♪
ぜひ、どんどんチャレンジしてみてくださいね!