うりゃ指

根頭がんしゅ病はカルス異常が起こることで感染・発症確認しますが、根頭がんしゅ病による瘤なのか正常なカルス形成なのか見分けるのは難しく、根頭がんしゅ病ではないのにカルス異常が起こる場合もあります。
判断が難しい場合は当店までお気軽にお問い合わせください。

根頭がんしゅ病診断での状況

ピーキャットはすでに15年以上、皆さんから根頭癌腫診断をお受けしてきました。これはメールにて苗の写真などいただき、根頭がんしゅ病の瘤かどうかを判断していきます。
その診断依頼は1000を超えてからは数えていませんので、概算での結果は以下の通りです。

癌腫診断に来た瘤ががんしゅ病である割合

■明らかに根頭癌腫病の瘤だと判断できるレベル…約70
■根頭癌腫病の瘤かどうか診断が必要なレベル…約30

見た目であきらかに根頭癌腫病の瘤だと判断できる場合は診断依頼されないことが多いとも考えられますので、この70%は高い確率だとも思います。

癌腫病かどうか判断を仰ぐ程度の瘤の場合

先ほどの30%の「診断が必要なレベルの瘤」の中で病気かどうか断定できる割合はこのようになっています。

■根頭癌腫病の瘤だと断定できる…約40
■根頭癌腫病の瘤ではないと断定できる…約40
■どちらなのか判断が難しい…約20

根頭癌腫病の瘤は見た目でカンタンに判断できますが、見た目だけで分かりづらい場合は癌腫感染かどうかは50%の確率になります。
「瘤だから癌腫病」という早合点はしないようにしましょう。

根頭癌腫病の瘤かどうか見分けづらい理由は?

カルスとは、植物が傷付いたりした箇所を修復したり、新たに根などを伸ばす際にできます。
バラの場合は、枝折れの箇所、根が切れた箇所、ひび割れた箇所、切り接ぎした箇所などにカルスが発生します。これはバラの修復機能なので正常なカルスです。
ただし、このカルスが異常カルスになる場合があります。

異常カルスになりやすい状況

(1)修復機能がとても強いバラの場合
(2)同じ箇所が何度も傷付いた場合
(3)根頭がんしゅ病感染による癌化細胞だった場合

(1)や(2)はバラを育てていれば普通に起こります。これを癌腫の瘤だと勘違いしているケースは実際に多くなっています。
実際、根頭癌腫病感染による癌化細胞の異常カルスも植物が傷付いたりした箇所から発症することが大半なので、その見分け方はプロでもかなり難易度が高くなっています。

根頭癌腫病の瘤かどうかの見分け方

これはオンラインセミナーで2026年秋頃に技術公開予定です。
あくまで癌腫かどうか判断しづらいレベルの見分け方ですので、内容はかなり難しくなってきます。
明らかに癌腫かどうかは下記で判断することができます。

根頭癌腫病で間違いない場合

根頭癌腫病だと断定しやすいのは上記の「折れた箇所」や「切り接ぎの跡」以外のところです。特に株元の大きな瘤、根にたくさんの瘤ができている場合は間違いなく根頭癌腫病の瘤になります。
以下の写真は全て癌腫病の瘤になります。

根頭癌腫病と間違いやすいパターン

枝折れや根の折れなど、折れた箇所に瘤が付いている場合

癌腫の瘤、正常なカルスのどちらの可能性もあります。
瘤が固く割れない場合はカルスである可能性が高く、カンタンに割れる場合は癌腫の瘤の可能性が高いです。

写真の瘤は癌腫の瘤ではありません。

切り接ぎ苗の切り接ぎ箇所に瘤がある場合

小さい瘤の場合は固くても軟らかくても正常なカルスの可能性が高いです。
大きい瘤の場合は癌腫の瘤の可能性が高いですが、瘤というよりも綺麗なカルスである場合は単なるカルス異常の場合が多くなります。

枝が折れた箇所、根が切れた箇所、切り接ぎの箇所の場合は癌腫の瘤かどうかの判断は難しくなりますので、ご自分で断定せずに癌腫診断することをオススメします。

癌腫病の瘤かどうかはあせらず判断しましょう!

明らかに癌腫病の瘤である場合はともかく、癌腫判断は難しい場合はすぐに決めつけることなくまずは適切に処理をして経過観察していくことも大事です。
近年はどこのナーセリーも癌腫保証してくれるところが多く、ある適度期間が経っても保証してくれるところは多いと思います。
ですから、怪しいと思ったらナーセリーに報告だけしておいて適切な処置後に経過観察し、それでもさらに瘤が出るようなら根頭癌腫病感染と判断すべきです。

うりゃ指

正常なカルスであるのに判断を誤って苗を破棄してしまうことなど無いように、まずはナーセリーに連絡しましょう。