ピーキャットの新苗生産は「芽接ぎ」と「切り接ぎ」にておこないます。挿し木をする年度もあります。

良い新苗の条件
■細胞が若々しく伸びしろが大きい
■季節に応じた適切な成長過程である
■切り戻しを繰り返しオーキシン優勢で育てない
■鉢植えするまでは最少施肥で育て続ける
■病害虫の耐性を落とさせないために化学農薬は使用しない

やたら太い台木で接ぎ木などすると、すでに細胞が老化していて今後の育ちが悪くなったりします。
何事もほどよく、ほどよい中で最善を求めていく生育を心がけています。

ピーキャットの芽接ぎ苗生産


ピーキャット農場の台木畑の台木に芽接ぎをします。適期は9~10月ですが、近年は地球温暖化の影響で9月も猛暑になることが多く適さない気温となることから10月に芽接ぎ作業を集中させる傾向になっています。

芽接ぎする台木の接ぎ目はピキャットクリアで綺麗に除菌し、根頭がんしゅ病感染や殺菌の侵入を防ぎます。
芽接ぎで入れる芽の穗木は芽接ぎ作業をする前日に採取し、根頭がんしゅ病対策の体内除菌で穗木をピキャットクリアに一晩漬け込みます。
また、芽接ぎ作業ではナイフをピキャットクリアで頻繁に除菌し、根がんしゅ病感染阻止をしています。
芽接ぎの活着率は約98%となっております。

芽接ぎした苗は台木畑り1月に掘り上げ、根頭癌腫病対策としてピキャットクリアに一晩漬け込んでからポットに植え込みます。

ピーキャットの切り接ぎ苗生産


切り接ぎ用台木を1月に掘り上げ2月の切り接ぎ作業まで台木は畑に埋め戻しておきます。
切り接ぎ作業の前に切り接ぎ用台木を綺麗に洗い、根を整理し、根頭がんしゅ病対策としてピキャットクリアに一晩漬け込んでおきます。
切り接ぎ用の穗木は切り接ぎ作業をする前日に採取し、根頭がんしゅ病対策の体内除菌で穗木をピキャットクリアに一晩漬け込んでおきます。
また、切り接ぎ作業ではナイフをピキャットクリアで頻繁に除菌し、根頭がんしゅ病感染阻止をしています。
切り接ぎ後はポットに植え込み、ハウス内にて生育させます。
切り接ぎの活着率は約95%となっております。

ピーキャットの挿し木苗生産


モッコウバラなど挿し木に適した品種は挿し木にて生産します。
5月に親木から穗木を採取し、根頭癌腫病対策の体内除菌で穗木をピキャットクリアに一晩漬け込んでおきます。その後プラグトレイに挿しておきます。
このまま2月まで挿したままにしておき、2月に発根したものをポットに植え込みます。

※最近では夏の到来が早いため、3~4月頃に挿し木をしたりします。その場合は、乾燥に注意をして管理をおこないます。

苗生産作業での使用資材

使用資材

ピキャットクリア
有機堆肥
茨城県産硬質赤玉土
ココヤシ培土
木酢液
4号ロングスリットポット

新苗生育ハウス管理

ピーキャット農場の第二ハウスで新苗を生育させます。
新苗の生育期間は1月~6月までで、6月末までには新苗は出荷、7月より新苗は鉢バラ用、親木用として鉢植えされます。

新苗は当初は冬季での管理となりますので、凍結防止で夜中はストーブにて加温します。凍結防止ですので、夜中の1時間のみの加温です。
それ以外の時間帯には加温はしません。
ある程度枝葉が伸びるまでは凍結防止のために不織布をかけています。

新苗初期の病気発生を抑えるため、ハウス内の病原菌の胞子を壊しておきます(ハウス丸ごと除菌)
これにより、加温をしても病気は発生しなくなります(うどんこ病、ベト病、灰色カビ病など)

生育初期は施肥しません。ある程度生育が進んだ2月後半頃から施肥を行います。
気温の上がりが早い場合は活性有機ぼかし、上がりが遅い場合は恵海やピキャット・アミノで様子を見る場合もあります。

害虫は3月より発生します。
病気の胞子も3月より飛来しますので、3月中旬頃から状況に応じてピキャットクリアにスカッシュを混用して散布します。
(カルシウム補給でピキャット・caも混用)

使用機器

■石油ストーブ
■不織布

使用資材

■ピキャットクリア
■ピキャット・ca

使用農薬

■スカッシュ(てんちゃく剤)