妊婦の草刈り機使用で誹謗中傷が起こり、詳しくはFさんのブログを見ていただければわかると思いますのでここでは触れませんが…

そもそも、どうしてこんな事件になったのか?

名探偵うりゃんがこの謎を追い…ウソです(*^▽^*)

ほぼ家庭菜園の話です。昨年より皆さんには告知させていただいておりましたが、家庭菜園をやらないとねえという話の続報です。
事件というのはネタで使わせていただきました。この件はFさんのブログでどうぞ!

いつもの長ーいながーい前置きから!

実は数年前より「家庭菜園が廃れると日本の危機」が言われていて、私も事業は若い人に譲ったのでそこに参加する感じになっていて…
まあ、今年からいろいろ情報を漁っていたのですが…

「家庭菜園が廃れると日本の危機」の話はいずれお話ししますが、これがどうして危機なのか?というと…

日本では栽培人口が極端に減っている!

ということです。日本人が栽培スキルを失ってきているってことですね。
日本は諸外国と違い、作付面積が小さい農地がたくさんある状態です。農家が減れば減るほど休耕地が増える以前に、栽培人口が減れば減るほど農地も緑化も荒廃するわけなんですが…

ガーデナーの方々はご存知だと思いますが、諸外国は一般の方々の栽培スキルがとても高いんですよね。
欧米では昔からガーデニングは趣味ではなくて生活となっているところも多く、そういうことでは昔の日本は家庭菜園は趣味ではなく生活だったことで日本を支えていたわけですが…
その家庭菜園人口が急激に減っていることで日本は危機を迎えつつあります。という話をいつも聞かされています(*^▽^*)

でね、「おまえがやらなあかんやろ?」って、謎の押しつけがあって、私は家庭菜園のサイトを作る予定です(*^▽^*)

日本の栽培人口減少、栽培スキル低下を止めるには、スモール農業、家庭菜園、ガーデニング、オーガニック、農業体験などなど…
少なからず趣味とも思えることがその役割を担ってもいるわけなんですね。
日本が栽培スキルを失わないためには、できる限り多くの人に栽培してもらうことが大事です。そのためには、まあ無農薬は必須となるわけです。住宅地で農薬は使えないどころか、子供や妊婦に農薬は使わせられないですよね。

まあ、ああだこうだあるわけですよ!(ムッチャ手抜き)
いつも通り前置きが長くなりましたが…(*^▽^*)

Xの慣行農家は何故に家庭菜園やオーガニックを見下すのか?

日本は栽培スキルを失いつつある→栽培人口を増やし栽培スキルも高める→子供や妊婦なども居るから栽培は無農薬だね→食と栽培を繋げるのも食育だよね→子供たちが関わるから給食は無農薬にすべきだね

まあ、これはちょっと無理矢理ですがこういうのは繋がっていろいろ考えているわけです。
そして私は皆さんに栽培スキルを身につけてもらうこと、栽培スキルを高めてもらうことをやっているわけですね。こういう流れのここが私のところ(*^▽^*)

でもね、日本はおかしなことになっちゃっているわけですよ。

農水省自体が「栽培」という日本の文化・文明を、大人の、農業の、特殊な世界にしてしまったんですよね。
慣行栽培、有機栽培、自然栽培、無農薬栽培の「栽培」というのは大人だけの世界なのか?農業だけの世界なのか?子供が家庭菜園で野菜を作ってはいけないのか?

なんかねえ、無農薬栽培は認めないとか「農薬不使用栽培」なら許すとか…大人の事情とも言えない、なんか日本独特のいやらしい話があるよねえ…
子供にもそういうことを言いだすのかねえ?

栽培って誰のモノなんだ?誰がやるんだ?って、ちゃんと見直す時代が来ているんですよね。

でも、Xはさらによくわからない世界になっていて

子供が
「今日は無農薬で作ったキャベツを収穫しました。スーパーで買ったキャベツよりも凄く美味しかったです!」
とポストしたとすると…

無農薬のキャベツがスーパーのキャベツよりも美味しいというエビデンスを出せ!
スーパーのキャベツは事業で作っているんだ!趣味の家庭菜園と一緒にするな!

なんてネットリンチが始まるわけですよね。近年の日本は本当に狂っちゃってます。
栽培って人間みんながやることなんだって、農水省から変わっていかないとね。

で…ようやく前置きが終わって本題に突入します(*^▽^*)

家庭菜園でキャベツを作ると1個1000円かかる?

今回の事件が起きた発端は、農家のSさんが
家庭菜園でキャベツを作ると1個1000円ほど掛かります。いくらキャベツが高騰しているとはいえ、家庭菜園でキャベツを作るなんて考えずにスーパーで買いましょう
というポストをしたことによります。

これね、とんでもないデタラメなのでFさんが「そりゃありえんだろ!」って指摘したことで始まったバトルですが…

「トンデモは嫌いだ!デマは許さない!」といつも豪語しているSさんがどうしてデマを流そうとしたのか?

■家庭菜園を見下して自分の農業を持ち上げようとした
■家庭菜園をそもそも知らないのでは?
■エンターテインメント性を発揮して話を盛大に盛った

どれかだと思います。
私は栽培資材の研究開発をしている身でもありますので、家庭菜園でキャベツを作ると1個1000円なんてのはどこをどう切ってもあり得ないことはわかります。

「エンターテインメント性を発揮して話を盛大に盛った」というのは、その典型となるトモ農園さんをいつもディスっているので、それは無いのかな?(*^▽^*)
Sさんはトモ農園さんのことが好きなんだなというのは観てて伝わりましたが、トモ農園さんの盛りすぎはちょっとなあとオーガニック側は思っています。
まあ、盛ることは商売としてはあることなので批判はしませんが、それを極端に嫌っているSさんなので自ら話は盛らないでしょうね。

家庭菜園でキャベツを作るいうのは、まあ普通のことです。栽培難易度も低い。
キャベツは自然栽培の人なら0円なのかな?ウチの資材はバラ用でムッチャ高いけどそれでも150円もいかないかな?ホームセンターで揃えてBT剤とか使っても1個あたりのコストなら100円もかからないですね。
計算しても仕方ないのでいい加減に計算しただけですけど…

で…Fさんのブログを見ると…

プランターにセラミス(基本用土)?何かの実験みたいな感じの栽培をSさんは家庭菜園だとしていました。
あれでキャベツ1個1000円ならあり得るんでしょうね。でも、誰にも理解できない世界ではあります。

ということは、Sさんは家庭菜園をそもそも知らないのでは?ということになると推測できます。

家庭菜園を知らないのに家庭菜園を見下していた?

大量生産型の農家は大量生産型の栽培スキルは持っていますが、家庭菜園スキルが高くないことは当たり前にあります。
ウチは大規模農業施設とも取引がありますが、まあ別モノです。諸外国の農家の話を聞いても別モノです。
もちろん、露地キャベツも家庭菜園キャベツも別モノです。

ここに優劣を付けたりとか、どっちが上でどっちが下かなんていうのは全くの無意味です。
規模が大きい方が上なら、日本は中国にひれ伏すしかないですよね(*^▽^*)

大きさ自慢というのはあるとは思いますが、大きさは上には上がいるので井の中の蛙に過ぎなくなります。
こういうのは、海外視察にでも行ったら茨城のさつまいも畑が家庭菜園レベルに見えるほどになりますから…

農家だから家庭菜園を見下すというのはよろしくないですね。こういうのはXにしか存在しないですし…

同じ品目でも大量生産型栽培とスモール栽培では違う

こう分ければわかりやすいですね。
中規模から大規模農業は品目を1~2品目に決め大量に作ります。
スモール農業は多品目を少ロットで作ります。
家庭菜園はあらゆる品目、自分が育てたい品目を自由に作ります。

意外と勘違いされているんですね。
大量生産はキャベツ10万個、スモール農業はキャベツ1万個、家庭菜園はキャベツ10個作るって…
キャベツばっかり作ってどうするねん(*^▽^*)

大量生産は大量に流通させるためにあります。スモール農業は顧客ニーズに合わせて作ります。家庭菜園は自分で作りたいモノを作ります。
一概には言えませんが、本来はこんな感じです。

だから、ある程度の規模がある農家に「イチゴを作れ」と言ったら作れない人が多いです。
スモール農業だと作っちゃう人が多いです。
家庭菜園だと「もう作ったことあるけど?」と言い返されます。

そんなもんです(*^▽^*)

優劣を付けたり見下すことはやめよう!

自民党政権はスモール農業を潰したい意向ですが、それとは逆に日本のスモール農業や家庭菜園を復興させたい動きもあります。
1枚岩ではないですからね。

茨城では、スモール農業が次々と廃業し、その跡地に次々とソーラーパネルが設置されています。
一方で、さつまいも農家が次々と農地を買い取り、さつまいもは海外輸出へと事業も拡大してきています。
また、極々少数ですが新規のスモール農業もあります。
茨城は家の敷地面積が広く、家庭菜園をしている人が多いですが、それでも高齢化で家庭菜園人口も減っています。

どれが優れていて、どれを見下すかではなく…

すべてひっくるめて日本なんだとしていかないとね!

どれも大事だし、どれも繁栄させないといけない!

そういうことでは、農薬を無意味で批判することも、家庭菜園を見下しオーガニックを頭ごなしに批判することも…
同じレベル、同じ穴の狢かな?と私は思います(*^▽^*)

農家は2つに分けてみるとわかりやすい

農家だけではなくて、栽培に関連している人はどちらの人かわけてみるとわかりやすいです。

自然科学…数学、物理学、天文学、化学、生物学、地学、農学、医学など
社会科学…政治学、法律学、経済学、社会学、教育学、歴史学など

通常は自然科学を「科学」、社会科学を「社会」と言っています。
どちらにも長けている人ってまあ居ないです。どちらもそこそこなら居ますけど。

私は科学側ですね。Fさんも科学側、Sさんは社会側です。なんか、草刈り機で登場した医師っぽい人も何故か社会側です。
「メーカーが!」とか「法律が!」とか言い出した時点でわかりますよねえ。

Xの世界は社会側なので、自然科学での言い合いとかはまず観ないですよね。
どうしてXの世界は社会側になるかというと、社会側のほうが一般の方々は理解しやすいからです。理系の話は頭が痛くなるとか眠たくなるとか、そういう人が多いですよね。
また、科学側は単独で動く人が多く、社会側は群れを成す人が多いことでも、Xは社会側の世界となります。

でね、皆さんは栽培に関連している人を科学側か社会側に分けてみるといろいろ見えるようになります。

バラの先生はどうして営業職が多いのか?

なんか、わかる気がしませんか?(*^▽^*)

どうして日本はオーガニック化が進まないの?

科学側が多いからですよ。言い替えれば偏屈な人が多いからです(*^▽^*)私も含めて…

現場では実際にどうなの?

農家って栽培好きな人が多いんですね。だから、栽培か趣味の話ばかりしていますので科学側が多いです。
私が最近は農家のところに行かないのは、行ったら最後で何時間でも話をしちゃうからです(*^▽^*)
農政とかJAとかの話は、現場で話すことはないですね。農家の愚痴は聞くことはありますが、まあその程度です。

だから、現場では話し相手が居ない社会側の農家がXに集まって話をしているという感じかもしれませんね。
現場で話しができるのなら、わざわざXではやらないでしょうしね。

一方、Xでも科学側の農家は農政やJAの話題に関わることなく黙々と現場での出来事やお客さんとの話をポストしていますよね。
そして実際は消費者となる一般の方々もそちらを観ていることの方が圧倒的に多いです。
オーガニックは現場ではまだ緩やかだけど一般の方々への周知が凄く広まっているのは、そういうことでもあるんです。
東大教授に感化されているとか、そういうことではないんですよね(*^▽^*)

私のポストも社会側の話は皆さんからいつも軽く無視されて…農場での出来事などを話しているまるちゃんに人が集まります!
消費者はシビアなのです(ウソ)これが商売だ!(これもウソ)

家庭菜園サイトの制作中です!

家庭菜園のサイト兼ネット店を何故か私が企画立案、そして記事の大半は私が書くという事態に陥っています。
私は家庭菜園に詳しいのかというと、実はそうでもありません。家庭菜園ということでは、それほど経験はしていないですし、家庭菜園独自の難しさは私にはなんとも…

ですから…

私が提供するのは心、人の心でございます!は、笑うセールスマンですが…
私が提供するのは戦前より存在していた有機農法と、ピーキャット流の有機栽培です。

正直言うと、ウチは今でも手一杯で家庭菜園にまで手を広げるのは物理的にも無理なんですが、カントクさんがやってくれるということで始めることになります。

皆さんには春までにはスタートする予定と言っていましたが、絶対無理!
いつになることやら…

ということで、この記事で一体何を言いたかったかというと…

大局を観ずして小局を語ることなかれ

目の前だけを見ず、大局を観ていろいろ考えられる人が増えて欲しいですね。
日本では栽培人口が極端に減っている!という危機の話は、オンラインセミナーの余談ででも話そうと思います。