元気がない時に必要なもの その1

うりゃ指

さて問題です。

私たちが元気を失ったときに必要なのはどちらでしょうか?
(1)プロテイン
(2)ブドウ糖
プロテインはタンパク質です。ブドウ糖は糖です。
エネルギーは糖ですから、元気が無いときに摂取するのは糖です。
点滴はブドウ糖ですよね。
うりゃ指

さて問題です。

バラが元気を失ったときに必要なのはどちらでしょうか?
(1)肥料
(2)糖が入った活性剤(ピキャット・リバイバル
肥料の3大栄養素は、窒素(タンパク質)、リン酸(運動)、カリ(代謝)です。
これ、人間と同じく元気な時に必要な栄養ですよね。
バラも元気が無いときに必要なのはエネルギー、つまり糖です。
バラは光合成で糖を自ら作り出せますが、元気が無いときは作り出せていないので糖を与えるのが常套手段です。
バラに元気が無いとき その1

バラに元気が無いときは肥料は控え、糖を与えるのが基本です。

元気がない時に必要なもの その2

次に、バラに元気が無いときに必要なのはしっかりとした水分摂取です。
植物の栽培は水をパンパンに張っていなければならず光合成もたくさんの水を必要とします。
バラにたくさんの水を摂取させるには、浸透圧の強い根を出させ、土の栄養濃度を低くし、新しい葉っぱが展開できるように持って行かなければいけません。
サイトカイニン優勢を意識していきます。

バラに元気が無いとき その2

バラに元気が無いときは肥料は控え、水をしっかり与えるのが基本です。

元気がない時に必要なもの その3

そして、バラに元気が無いときに必要なのは新しい細胞の生成です。
バラは人間と違って、古い細胞を捨て、新しい細胞を次々と作り出すことで育ち続けます。
古い細胞はリグニンの蓄積で木質化し細胞分裂しにくくなります。ですから、細胞分裂できる新しい細胞を作り出していくことで株が若返り、元気になります。
このためにやるべきことは、切り戻しとサイトカイニン優勢を意識していくことです。

バラに元気が無いとき その3

バラに元気が無いときは肥料は控え、新しい細胞の生成を促進するのが基本です。

ということで…

バラに元気が無いときは肥料は与えるな!

 

これが大原則だというのが理解してもらえますよね(*^▽^*)
与えるとしても薄いアミノ程度に抑え、リン酸は御法度となります。

バラは強いので元気が無くても復活しやすいですが、こういう基本は覚えておきましょう。