私が一般の方々に家庭菜園やガーデニングは農業とは違うことをわかりやすく説明するときに使うのがこれです。皆さんも使ってください。
私独自の解説なので、その他の私のいろいろな知識や情報も織り交ぜて使っていただければと思います。

■お母さんがパンケーキを焼いて子供に食べさせるのに調理師法も食品衛生法も関係ありません。でも、お母さんがパンケーキを焼いて他人に販売すれば調理師法や食品衛生法が関わってきます。
■お母さんが家族が食べる分の野菜や果物を家庭菜園で作るのに農業に関する法律は何も関係ありません。でも、お母さんが家庭菜園で作った野菜や果物を他人に販売すればそれは農業となり様々な法律が関わってきます。

まあ…別に難しい話をしているわけではなく、大人なら理解されていることです。

パンケーキを商品とするのであれば、それは外食産業である喫茶店やパン屋、ケーキ屋などになるか、パン製造の食品加工業になります。これら食品衛生法が適用され、そのために添加物の使用なども含めてさまざまな食品安全が成されています。
野菜や果物を商品とするのであれば、それは家庭菜園ではなく農業と見なされ、農業上の様々な法律に関わってきます。農薬を使っていなくても農薬残留基準値チェック対象となり、商品規格なので有機野菜で販売する場合はパッケージに有機JASマークを貼りますし、有機JAS以外はパッケージに有機JASマークを付けることはできません。

パンケーキを作っているお母さんは、販売していなければそのパンケーキが有機食品であろうが無農薬食品であろうが無添加食品であろうが、何を言うのも自由です。
「お母さんが作ったパンケーキは、市販のパンケーキやお店のパンケーキよりも安全で美味しい!」と言うのは別に何ら問題はありません。
「市販のパンケーキは添加物や保存料が入っているけど、お母さんのパンケーキは無添加だから安心!」と言うのも自由です。
それをパン屋やケーキ屋がデマだと騒ぐことなどあり得ません。

家庭菜園をしているお母さんは、その野菜や果物を販売していなければ有機栽培であろうが無農薬栽培であろうが安全・安全な作物であろうが、何を言うのも自由です。
「お母さんが作った野菜や果物は、スーパーの野菜や果物よりも安全で美味しい!」と言うのに何ら問題はありません。
「市販の野菜や果物は農薬を使っているけど、お母さんの野菜や果物は無農薬だから安心!有機栽培だから安全!」と言うのも自由です。
なのに、ネット上の慣行農家はデマだと騒ぎます。

お母さんのパンケーキと家庭菜園の野菜や果物…これって普通に当たり前のことですよね?
販売する商品と家族が消費するものとは区別するのも普通に当たり前のことです。
この、当たり前のことが通用しないのが利権にまみれた農業の世界です。

「植物を栽培することはすべて農業と見なす!」

室内の観葉植物も、庭に咲く花も、広大な農場も、植物を栽培することはすべて農業と見なすというとんでもないお触れを出したのが農水省です。
そのお触れを出した理由は…農業でも家庭菜園でもガーデニングでも農薬を使わせるためです。家庭菜園やガーデニングも農業とすることで一般の方々にも農薬の法律を強制させようとしたわけです。これを農水省では「農薬保護」と呼んでいました。
これに伴い、住宅地の庭でもベランダでも室内でも植物の病害虫防除は農薬使用を強制するようになり、結果として有機栽培は有機JASでなければならないとか、無農薬栽培は認めないとか勘違いされるようになりました。
今は…「植物を栽培することはすべて農業と見なす!」なんてことはないですが、有機栽培は有機JASでなければならないとか、無農薬栽培は認めないとかの勘違いだけは残っています。
実際、本当は農業であっても有機栽培は有機JASでなければならないとか、無農薬栽培は認めないとかの決まりは無いです。なんか、そうだと騒がれているだけです。ただ、紛らわしいので農水省に協力するというカタチにはなっています。

このように…
お母さんの焼いたパンケーキにケチつけてるパティシエとかいたら笑えますよね(*^▽^*)お母さんが焼いたパンケーキが安心・安全だと言われたら私らはメシが食えなくなると言うパティシエもいないですよね?
でも、お母さんが作った野菜や果物にケチを付けるネット上の慣行農家はたくさんいます。

お母さんの焼くパンケーキは子供の健やかな暮らしと健康を願ってのこと!お母さんの作る野菜や果物も同じ!

大事なモノを守っていくことも私たちの役割だと考え、ネット上の誹謗中傷や嫌がらせと闘っています。が…政治的思惑や利権的思惑は底が無く、まだまだ誹謗中傷や嫌がらせは続くと思われます。