バラが上手く育たない原因を「水遣りが多いから水遣りを控えましょう」としていたバラの先生方…
このサイトで否定したので、これはもうほとんど言われなくなったみたいです(*^▽^*)

でも次は…
バラが上手く育たない原因は「肥料が多いからです」としているみたいです(*^▽^*)

なんかねえ…

先人達が「バラは肥料喰い」だとして肥料過多甚だしい育て方をしていたのは、バラの開花には多くの栄養・エネルギーを要するからです。
これは今も変わりません。だから、本当はバラは肥料過多にして育てるのが正解ではあります。

なのに、どうして私は「肥料過多はダメ!肥料は減らしていこう!」と言っているのか?

それは…
肥料を控えてもバラに栄養・エネルギーをしっかり供給し消費させる技術を持っているからです!

先人達はバラの開花には多くの栄養・エネルギーを要することを体感的に知っていました。でも、栽培技術としては土に大量に肥料をぶち込む技術しか持っていなかったわけです。
だから古いバラの育て方の本にはそういうのが書いてありますよね。

でも、私は栽培技術側なので、大量に肥料をぶち込まなくてもバラにしっかり栄養・エネルギーを摂取させ消費させる技術を持っています。
だから、「肥料過多はダメ!肥料は控える!」と言うことができます。何かを否定し変えるには代案を用意しないとね(*^▽^*)

バラの先生方が、「バラが上手く育たない原因は肥料が多いからです」と言っているのは…
私の言葉をパクっただけで代案は存在していないんじゃないかな?

たとえば、ピーキャット流有機栽培を実践している皆さんは豪華な花をいっぱい咲かせてますよね!
花の香りもすごいでしょ?強香なのにリン酸しっかり効かせすぎて香り成分や拡散成分を切らせている人まで(*^▽^*)

その皆さんは「肥料を控えたから花がすごく良かったんだ!」と…そう思ってます?
違いますよね(*^▽^*)

ピーキャット流有機栽培には、肥料を控えてもバラに栄養・エネルギーをしっかり供給し消費させる技があるから花がムッチャ良くなるわけです。
つまりは、綺麗な花を咲かせるにはバラに栄養・エネルギーをしっかり供給し消費させる必要があるわけです。

バラの先生の「肥料を控える」は…うわべの言葉を使っているだけじゃないかな?

そもそも、バラの先生のバラって葉っぱがすべて肥料過多だしねえ(*^▽^*)
自分は肥料をムッチャ与えているのに、ガーデナーには肥料を控えるって…説得力無いよねえ…

ということで!

「水遣りを控える」はデタラメであることをこのサイトでは解説していますが、次は「肥料を控える」のデタラメを解説しないといけなくなるのかなあ…
その前に…
パクるならちゃんとパクってください!

最近、「花が良くならない。そちらの育て方だと良い花になりますか?」という相談をウチの会員さん以外の人からよくもらうんですよ。
その原因として「肥料は控える」を間違えて使われているとしたら…
そう思ったので、今回はこの記事にしました。

これを言ってしまうと話が早いのですが…

バラの生長段階での理想的な栄養・エネルギー数値はすでに解明されています!

ついでに、ホルモン値や酵素量なども数値化されています。
たとえば、ピエールドゥロンサールの白ぼったい汚い花とピンクの発色が強い綺麗な花との違いも数値化されています。

その数値ができるかぎりの理想値になるように考えているのがピーキャット流有機栽培なんですけどね。
理想値に近づけば、綺麗な花となりやすいのは然るべきことです。

そういえばこの間、
「水が多いと根が緩慢になる!水遣りは土が乾いてから与えないとダメ!水遣り3年!」とずっと言い切っていたバラの先生が手のひらをコロッとひっくり返していたそうです(*^▽^*)
「マルチングは百害あって一利無し」から急にマルチングするようになったり…

ネット時代ってこういうのが残っちゃうので、次は「肥料を控える」で手のひらひっくり返さないように…
老婆心でお伝えしておきます(*^▽^*)
パクるのは良いけど、間違えて使ったらアカンよ!

ということで…次は
「花が良くならない。そちらの育て方だと良い花になりますか?」にお答えしておきます。

まず、花が良くならない大きな原因は窒素とリン酸のアンバランスです。
バラは窒素は摂取しやすいですがリン酸は摂取しにくく、リン酸が効率よく使えないことでも窒素ばかりが消費させることになり、花の品質が落ちます。
窒素が多くリン酸が効いていなくてもバラはなんとか調整して花を咲かせます。でも、その花は残念なことになる確率が高くなります。

では、どうして開花期に窒素ばかりが効いてリン酸が効かない状態になっているのか?

これはねえ、解説すると話が長くなるので…
ピーキャット流有機栽培ではそうならない技術がありますとだけお伝えします(*^▽^*)

次に、日照や気温などが大きく関係してきます。
開花スピードが速いと花は良くなりにくいのですが、地球温暖化時代にそれを嘆いても仕方ないので…
これもピーキャット流有機栽培の温暖化対策にて!開花スピードが速くなってもけっこう良い花が咲くようになったでしょ?
そりゃ、じっくり開花してくれた方が花は良くなりやすいですが、太陽はどうすることもできないですからねえ…

では最後に、「肥料を控える」をもう少しわかりやすく解説します。

バラは生長段階に応じて理想とする栄養・エネルギー量が変わってきます。これはデータ解析されています。
生育期には「肥料食い」と言われるほどの窒素量は必要なく、リン酸も必要とはしていません。ところが、開花期は多くの栄養・エネルギーを消費する必要があるのでリン酸はたくさん必要になります。
また、開花期はリン酸をしっかり効かせ、栄養・エネルギーをしっかり消費させるために窒素分は控えていきます。
休眠期、休息期には窒素もリン酸も必要とはしません。

このデータ分析結果により、普段は肥料を控え、開花期にはしっかり肥料を効かせていくことが必要になります。
しっかり肥料を効かすというのはバラに栄養・エネルギーを摂取・消費させることになります。

でも、生育期にある程度の窒素は開花期のために摂取しておく必要もあるわけで(*^▽^*)
ここがピーキャット流有機栽培の成せるところでもあるわけです!

まあ、やってもらえれば花は必然的に良くなるので…手間がかかるピーキャット流有機栽培ですが、段取っておけば良いことづくめ!

さあ、そろそろ2番花の段取りも始めないとね!