農業と家庭菜園とガーデニング…まあ、この違いは誰にでもわかることだとは思いますが…
栽培経験の少ない人は意外と区別が付いていなくて、たとえば今の時代は家庭菜園の経験が無い農家も増えていてそれがSNSでネトウヨ農家やナンチャッテ専門家で訳のわからないことを言い合いしています。
なんかねえ、家庭菜園を見下げた発言をする農家とか多いよねえ…ヘイト的発言が多いのは勘違いしちゃってるからかな?
私たちはそういう勘違いを起こすこなく、正しい認識で見ていきましょう!
まず、農業と家庭菜園とガーデニングの大きな勘違いは何かというと…
農業は仕事、家庭菜園やガーデニングは遊びという勘違い!
これから話しておくべきですね。
農業は仕事で家庭菜園やガーデニングが遊びであるなら、家畜は仕事でペットは遊びみたいなことにもなるんだろうけど…
まあ、ヘイト的ですねえ(*^▽^*)
農業→事業
家庭菜園→生活
ガーデニング→緑化
こういうことなんですね。
一昔前の日本は兼業農家が多く、旦那は会社務めで奥さんが畑仕事(家庭菜園)という米農家が多かった!
金を稼いでくる一家の長の男性が一番偉くて、家を切り盛りしている女性の地位は低かった…それがそのまま農業が家庭菜園を見下すことになっているんですよね。
畑を持たない街にある家庭は野菜を買っていたけど、畑を持っている田舎の家庭は昔は野菜を買うことなどなく、すべて家庭菜園の野菜で食卓は満たされていました。
私の祖父は酪農をやっていて祖母は酪農の仕事をやりながら畑で野菜や果物を作っていました。祖母が野菜を買ったところなど見たことはありません。
だから、家庭菜園とは生活なわけです!
祖母はイチゴをたくさん作っていて、それは孫たちにお腹いっぱいイチゴを食べさせたいとの思いで作っていたそうですが、出来が良かったのでやがては買い付けに来る業者が出てきました。
山に栗を植えて、これも孫たちに食べさせたいとやったそうですが、これもお金にもなったそうです。
そんな祖母の頑張りも、昔はやはり酪農をやっている祖父の方が上で、米農家であれば米作りが上で、会社務めなら会社務めが上に見られるのが日本の社会だったわけです。
次にガーデニングですが、ガーデニングも人間社会では「緑化」という欠かせないモノを担っています。
これは今回は話すのはやめておきますね(*^▽^*)
まあ、農家に家庭菜園やガーデニングを見下す話が多いのは、それは昔からの事なので仕方ないのかもしれませんし、今の家庭菜園は生活というよりも趣味的にされていて食卓の野菜や果物は買うのが主流になっています。
でも、日本の歴史で見れば家庭菜園は人々の生活を支えてきた大事なモノです。決して見下すようなことがあってはいけないのですが…
栽培技術的に言えば、
農業→単種
家庭菜園→複数種
ガーデニング→多種多様
栽培技術や植物の知識など、農業は自分の作っているモノに特化しています。複数種作っている農家もいますが、多くは単種です。
家庭菜園は元々は家族が食べる野菜などはすべて賄っていました。だから複数種になります。
ガーデニングは言うまでもなく多種多様ですよね!
まあ、栽培技術がどうこう以前にまったく異なるというのが正解です。
だから農家はバラを育てるのは難しすぎると言いますし、ガーデナーは農業はとても大変だと言います。家庭菜園はその中間?
でもね…
それぞれ難しさはあるし、それぞれコツもあるし、同じ人間なら誰でもできるようにはなっています(*^▽^*)
ガーデニング目線で農業を見れば、その作業の大変さは想像を絶します。
農業目線でガーデニングを見れば、カタカナだけで頭が痛くなり情報の多さに翻弄されます。
農業目線で家庭菜園を見れば、買った方が安いし効率的に見えます。
ガーデニング目線で家庭菜園を見れば…農薬や特に除草剤など使わないから近いところはあるかな?
農業、家庭菜園、ガーデニングにかかわってきた私からすると…
栽培技術の一番難しいのはガーデニング、現場技術の一番難しいのは農業って感じかな?家庭菜園はその中間(*^▽^*)
これは今も昔も代わっていないと思います。
でね…
食糧危機が起きたらどうするんだ?日本は食品自給率を高めないと飢えが起きたらどうするんだ?って、そういう議論があるじゃないですか。
これね、だから農業を守れというのは農業利権が言っていることで、本当は家庭菜園を守れということなんです。
世界的食糧危機が起きたら、まずガソリンも入ってこなくなります。今の日本の農業は機械が動かせないと農薬を使わないと成り立たないので、農業はできなくなります。
だから、本当に世界的食糧危機が起きれば必要なのは昔から生活を支えてきた家庭菜園です。
これからの日本はスモール農業と家庭菜園を強く大きくしていくべき!
だから有機栽培化や自然栽培は正解なんですね(*^▽^*)
豊かであれば農業で作っておけば良い、有事があればスモール農業や家庭菜園の強さがモノを言う!
皆さんもそう思いませんか?
私はそう考えているから、有機栽培や自然栽培を守る側にあります。スモール農業や家庭菜園を守る側にあります。
でもねえ…
日本はドンドンダメになっていく…もうほとんど諦めています(*^▽^*)
でも、有機栽培や自然栽培を志す若い人たちが増えているので、その人たちに少しでもチカラになってあげられればなあと…
皆さんの庭のバラが抜かれ野菜を育てないといけなくなるような有事が起きないことを祈るばかりですが、でも家庭菜園知識もそういう目で覚えるとやり甲斐が出るかもねえ!
知らんけど(*^▽^*)