ピキャッシュとは、ピキャットクリア+スカッシュ(展着剤)のことです。
ピキャットクリア50~100ppmにスカッシュを適合量入れて希釈して作ります。
とてもカンタン!
2.除菌・洗浄で使います。4.病害虫防除で使うわけではありません。
(1)定期的にピキャッシュ撒布をしていく(通常時で週1ペース)
(2)爆発的に増える小さい虫のみ洗い流して数を減らしていく
(3)孵化し立てのごく小さい虫も洗い流すので、大きく育つ前に洗い流される
(4)益虫クラスの大きな虫には影響しないので残る
(5)ある程度は自然のサイクルが出来上がる
(6)気がついたら小さな虫は存在しなくなる
(7)益虫は別の場所に移動する
こういう、とても都合の良いことを考えています。
が…都合良くいっています。生き物が織りなす世界を上手く活用しています。
これは農業のハウス栽培でも大絶賛!
ピーキャット農場では、ハダニやスリップスの被害に悩まされなくなりました。
ピキャッシュは小さい虫しか洗い流すことはできません。
アブラムシ、ハダニ、スリップス、小さい芋虫など、益虫害虫かまわず洗い流します。
ただ、益虫はある程度のサイズがありますので、ピキャッシュが噴霧されてもまったく平気!
カブリダニはまったく平気です。
このピキャッシュを定期撒布して洗浄することで害虫をまったく見なくなります。
つまり、4.病害虫防除する必要が無くなるということです。
とても都合の良い話ですよね!とても嘘くさい話です。
でも、その他にもたくさんのメリットがあります。
・人にも環境にも優しい
・農薬に比べてかなりの低コスト
・軽装でラクラク撒布
・ついでに庭やベランダの衛生管理
…
でも、もちろん欠点や弱点、デメリットというのはあります。
これを公表しますので、嘘くさい話は実は本当の話であったと認識してください。
大きい虫などにはまったく影響が出ません!
何でもかんでも殺してしまう殺虫剤とは違います。
環境や条件で爆発的に増えてしまう、小さい弱い虫のみ数を減らすのがピキャッシュです。
そもそも、ピキャッシュは環境保全、生き物に優しくするために使用します。
植物栽培をやっていると、どうしても特定の小さい虫を爆発的に増やしてしまいます。
この発生要因や蔓延要因ごと洗い流してしまうのがピキャッシュです。
ですから、逆に大きい虫はまったく平気です。
1cm以上に育ってしまった芋虫や毛虫、強いオオタバコガの幼虫などはどうにもなりません。
「なんだよ、全然効かないなあ…」
いやいや、用途が間違えています。
大きい虫や強い虫は別の方法で対処していきます。
薬害に注意!
展着剤は薬害を起こします。
ですから、薬害が起こる要因に対処しながら使っていかなければいけません。
ピキャッシュで薬害が出るのは、新芽です。
春先の弱い幼葉は、クチクラ層でしっかり守られています。
こういう場合は、春先なので除菌・洗浄を強く行う必要がありません。
回数を減らしたり、ピキャットクリアを50ppmまで落として使っていきます。
実際、50ppmでも相当な除菌パワーを持っています。
また、いろいろな薬害リスクが重なることでも薬害が出てしまいます。
気温、湿度、苗の健康状態、品種の特性、肥料過多などがあります。
薬害が出る場合は、ピキャットクリアの濃度を下げるか、栽培技術でカバーしていきます。
対処できない場合はどうぞご相談ください。
ただ、通常の農薬よりも薬害リスクはかなり小さいのがピキャッシュです。
ピキャッシュは作り置き厳禁!
ピキャットクリアは作り置きできますが、スカッシュを混合すると1日持ちません。
作ったら、すぐに使い切ってください!
スカッシュを混合すると、ピキャットクリアは少しずつ失活していきます。
朝に100ppmで作ると、次の朝には30~40ppmまで濃度は下がっています。
朝→当日の夕方で70ppm程度まで失活しています。
ピキャッシュは2.除菌・洗浄で!
ピキャッシュは農薬的感覚で使用すべきではありません。
あくまで定期撒布する洗浄目的で使っていってください。
このピキャッシュ技術は、時代的にはちょっと登場が早すぎています。
よって、〇〇〇から叩かれる対象となってしまっています。
しかし、時代というのはやがて追いついてくれるはず!
ピキャッシュは環境保全に見事に適応できる実績を次々と挙げています。
その結果、ピーキャットではスカッシュ販売は取りやめることになりました。
「出る杭は叩かれる前に回避!」
価格:1,134円 |
価格:1,231円 |
スカッシュ(展着剤)はネットでも販売されている、食品添加物による安心・安全な登録農薬です。