バラの休息期の説明をします。
この休息期はちょっとわかりづらいかもしれません。
・ダメージ後のケア
・開花後のケア
・猛暑日への対応
・栄養生長を促進しない
このような場合、すべて休息期と呼んでいます。
わかりやすく言えば「ゆっくりさせている!」ということです。
では、休息期について解説していきます。
ケアをすることがとても大事
バラをケアしてあげること!
これはとても大事です。
このケアは、バラがダメージを受けた後、花後の疲れやバランスの乱れの後におこないます。
ケアする方法は、とても簡単です。
・地上部が負担にならないようにする
・水はしっかり与える
・ピキャット・リバイバルを定期潅水し、バランスを整え続ける
ケアするとき、施肥は控えます。施肥は鞭打つ場合があります。
つぼみを付けたら、ここは取ってあげましょう。
まず10日間ほどはケアでじっくり休ませることを心がけましょう!
ゆっくり成長させることが大切
生育期は窒素を効かせて成長を促進させます。
休息期は、成長を促進することなく、じっくり成長させることを第一に考えます。
そうすることで、バラは自分でしっかりバランスを持ったゆっくり成長」をしていきます。
この期間を設けることで、次の生育期や開花期にはバラが元気を取り戻しているわけです。
また、ケアの後はまずこの「ゆっくり成長」をさせます。
そうしないと、いきなり成長させようと無理してバラに大きなダメージを与えかねません。
休息期の栄養
休息期は、バラが動きたいなら動く、動きたくないなら動かないと考えてあげてください。
休息期だからといって、動こうとしているのに動かなくする必要はありません。
バラの生長の仕方は、品種に寄っても個性があります。
花が終わらないうちから次の新芽を伸ばして、休息を取らないバラもあります。
そういう場合は、生育期と同じ対応で良いでしょう。
病虫害に寄るダメージケア、異常気候への対応、とてもがんばってたくさん花を咲かせた株などは休息期の施肥コントロールをおこないます。
まず、ぼかし肥料を規定量の半分~1/4だけ与えます。
根がダメージを受けている場合はピキャット・リバイバルのみ!バラが動いてきたら、ぼかしやピキャット・アミノを使用していきます。
これであとは水涸れしないように、水はしっかり与えて世話していきます。
花は咲かせない
休息期に蕾を付けることがよくあります。
芽が伸びたらすぐに蕾となってしまった、葉の量が十分じゃないのに蕾がついてしまった…そんな時ですね。
ここは我慢して蕾はとり、回復に栄養を使ってもらいましょう。