春の出開きの原因とは?
出開きになる原因は水が回らないことによるものです。
芽にしっかり水が回らないので、芽が吹いたもののそのまま動かなくなります。
では、芽に水が回らない原因は何でしょうか?
■土に肥料を混ぜることで根の浸透圧が弱まった
■株の状態が悪く、水を回す力が弱い
■苗の接ぎ目が弱く、水の通りが悪い
■導管に雑菌がつまり、水の通りが悪い
■バラがこの芽は要らないと判断して水を回さない
…
まあ、こういうことです。肥料が足りないなんて判断して追肥すると致命的になることもあるので注意してください。
これに対しては、対策は次の2つです。
主要な芽でないのなら、気にせず育て続ける
主要な芽ではないのなら、気にせず育て続けます。
明らかに細い枝などは、必要なければ切ってもよいでしょう。
別の芽を再度芽吹かせるか、育て直す
主要な枝の芽である場合は、出開いていない下の芽の上1cmまで切り戻して再度芽吹きをさせるか、肥料を抜いて育て直します。
ブラインドの原因とは?
ブラインドとは花芽なのに蕾が付かないことです。
これ、オーキシン優勢からフロリゲン優勢にならないことで起こります。どうしてこうなるのか?
ホルモンが正常に機能しないことは人間でも起こります。だから、神経質にはならないでくださいね。
栄養生長で肥料が多すぎる場合と、日照が弱い場合にブラインドはよく起こります。
土の栄養濃度が高いことでバラは水を吸い上げにくく、光合成は弱くなります。
また、天候が悪い日が続いても光合成は弱くなります。
光合成が弱く糖の生成があまりされていないのに、窒素やリン酸が効いていることで、バラは開花することをとても嫌がります。よって、フロリゲン優勢にしなくなります。
ただ、これは私独自の分析結果によるモノです。
ただ、糖が少なくとも窒素やリン酸も少なければ蕾を付けることが多々あります。
ということは、糖というエネルギーと窒素やリン酸のバランスが大きく影響しているのでは?という仮説を立てました。
その後の分析はしてないです…
窒素とリン酸を控えたら糖の生成が少なくてもブラインドにはなりにくいので、これでいいかな?と(*^▽^*)
あと、そもそもブラインドになりやすい、という品種もあります。
ブラインドが出そうな条件の時は肥料を控え、リバイバル
ブラインド対策は、ブラインドを出しやすい人や品種、日当たりが悪い場所での栽培、春の天候がイマイチの場合…
ピキャット・リバイバルをしっかり使って肥料は控えめでOK!
カンタンですねえ(*^▽^*)
実際、ピキャットリバイバルを常用すればブラインドで悩まなくなったという人が急増しています。
というか、そういうことも狙って商品開発してますので…