「個人の判断だよねえ!(=^x^=)(=^x^=)(=^x^=)」
を広めていただいているようでありがとうございます(*^▽^*)

オーガニック給食賛成側「農薬を使った農作物は安心・安全とは言えない!」
オーガニック給食反対側「農薬を使った農作物は安心・安全だ!」
これに対し、「個人の判断ですねえ!」と言っているのが私です。これはその通り!

これを農業で言い替えると
有機JAS「農薬を使った農作物は安心・安全とは言えないから有機農産物!」
慣行農業「農薬を使った農作物は安心・安全だから慣行農産物!」

これに対し、有機JAS以外のオーガニック農家は多くが安心・安全の判断を消費者の方々に委ねています。
消費者の方々に、何を使ってどう育てたかを明確にお話しして、そして選んでいただき、食べていただいて見ていただいて、そして次も買っていただく…
すべてを消費者の判断に委ねているわけです。
ウチの場合はお客さま一人一人に作物ごとの「品質管理表」をお渡しし、この作物は何をどうしてどう育っていったかを物語風に解説しています。

農業も色々なカタチがあるんですね!安心・安全に関しても考え方は違います。

■慣行という中での規格・証明された安心・安全
■オーガニックとしての規格化された安心・安全
■消費者に選んでいただき納得していただく安心・安全

上位3つのどの安心・安全を選ぶのかも消費者の選択です。ウチは消費者の判断で全てが決まります!ねっ、皆さん(*^▽^*)

一体、誰が争っているのか?

今の現状は、慣行農業VS有機農業ではないんです。

トンデモオーガニックを潰すことでオーガニック給食まで潰したい
VS
オーガニック給食に乗っかってトンデモオーガニックを広めたい

見ていたらわかるでしょ?(*^▽^*)

本来はオーガニック側がトンデモオーガニックを排除すべきではあるんです。
オーガニック志向のお客さんをたくさん抱えている私がトンデモオーガニックを排除した方がてっとり早い。
オーガニックの弱みはオーガニックが一番わかっているわけで…
それはけっこう言われます。

でもね、X慣行農家は私もトンデモオーガニックにしたいわけなんですよ(*^▽^*)
「トンデモオーガニックを潰すことでオーガニック自体を潰したい」という想いが見え見えなので、だから何もしないわけです。
お客さんに迷惑が掛かってはいけないので…

これが本当のところです。

でも、裏ではなんやかんやとトンデモオーガニックとは戦っているんですけどね。
言えないことは多いですが、やっぱ東京は違うなあと…
Xではトンデモオーガニックとはやり合わないのでご理解くださいませ。

オーガニック給食はやるべきなのか?

農水省が出している、みどりの食料システム戦略というのがあります。
みどりの食料システム戦略

これは日本だけがこういうことをやっていることではなくて、世界各国でオーガニック化は進められています。
日本も世界に遅れることなく(遅れてますが…)、オーガニック化は世界各国で取り組んでいることです。

まあ、いろいろな考えはあると思います。
とんでもなく世界危機を煽る人もいれば、地球温暖化なんてウソだ!南極の氷は増えている!なんてことを言ってる人もいます。
利権もあります。オーガニック化が進めば得する人もいれば損する人もいます。
農薬ですら、日本は未だに安全だ危険だと言い合っています。

ただ…

私たちに何ができるのか?

ここが私たちの原点だと思います。

オーガニック給食をやってみるのはとても良いことだと思います。ダメならやめれば済むことで、改めれば良いですよね。
良いか悪いかは、やってみないとわからないはずです。

腹を立てても仕方ない!

農薬を使ってる農家は「農薬が危険だ!」と言われたら腹が立つと思います。
化学物質過敏症など、自分や家族が患っていれば「農薬は安全だ!」は腹が立つと思います。

この間、Xで有機JAS農家が私にこう言ってきました。
「私たち有機JAS農家は苦労して認証を受けている。有機JAS以外の農家が有機と名乗るのは腹が立つ」と…

まあ、苦労はわかります。私も有機JAS経験者なので…
しかも、今はバラ苗生産だけで、バラ苗は有機JAS対象品目ではないので、腹が立たれてもどうにもできないわけです。

人にはそれぞれ状況や事情がありますし、何かあったとしても話し合えば理解できるんじゃないかな?と思います。

いつの間にか私も有機農業者?

有機JASにあらずんば有機にあらず!

2001年当たりはさすがに腹が立ちました。こんな理不尽なことがまかり通るなんてねえ…
80歳半ばのおじいちゃんに、有機JASをどうしろと言うのか?
こういうのは今も続いてますよね。漬け物なども同じです。

今は、「あれっ?いつから仲間になったんだったっけ?」みたいな感じです。

5年以上何も言われなくなったし、やっぱりみどりの食料システム戦略で私らも有機化25%に入れたいからかな?
ならば、80歳半ばのおじいちゃんを迫害することもなかったろうに…

私がオーガニック給食に参加することは絶対にありませんが、間接的にはあるのかな?

いがみ合わず、お互いをリスペクトして進めてくことが子供たちにとって一番のことだと思いますので…

「トンデモオーガニックを潰すことでオーガニック自体を潰したい」という思いが無くなれば、慣行とオーガニックは仲良くなれると思います。

実現場では、慣行農家と有機農家は意外と仲が良いのです!ウチの農家ユーザーは慣行農家ばかりだし(*^▽^*)

まあ、当分は様子見で口だけ出していこうと思います。