環境整備とは、バラが少しでも有利になるように良くなるように環境を変えていくことです。

その多くは温度や湿度、風通しなどです。

ただ、住宅地でのガーデニングは環境整備にとても不利です。
改善しようとしても無理があるケースが多くなります。

よって、「できる限り」と考えていってください。

環境整備をおこなう事で一番効果が出せるのが、病害虫対策です。

うどんこ病が出る場合は湿度を上げ、灰色カビ病の場合は逆に湿度を下げます。
同じカビ菌ですが、出やすい湿度は違ってきます。

ベト病などは風通しを良くしただけで収まることがあります。
ハダニは風が滞らないようにしただけで激減することもあります。

温度で気をつけることは、バラは人間と同じ体感温度を感知します。

気温が高くても風があれば涼しく感じ、気温が低く風が強いと寒く感じます。

住宅地での栽培環境は、少し鉢をずらしたり移動するだけでも変化があります。

バラの生育が思わしくない場合は、バラが環境にあっていない場合もあり、環境を整備してみることが大切です。