バラを若々しく育てていくのが大事というのは理解していただいたと思います。

では、どうすれば?

これも考え方はカンタンです。

「バラを大きく育てようとしない!」
「バラに合わせて育てていく!」

考え方はカンタンですが、バラに合わせて育てるというのは難しくなります。
いや、難しいというより、ここがバラ栽培の一番の醍醐味です。

秋の開花がままならなかった方が、秋に2番花、3番花を咲かせて楽しめる!
多少無理があったとしても、冬にしっかりケアして春も咲かせ続ける!

断然、こちらのほうが楽しいですよね!

では、バラに合わせて育てていくというのはどういうことでしょうか?

それは、バラ特有の生長サイクルに合わせていくということです。

(1)生育期(栄養生長)
(2)開花期(生殖生長)
(3)休息期(停滞時)
(4)休眠期(冬の休眠)

ピーキャット流では、すべて上記4つで考えていきます。

これであれば、北は北海道から南は沖縄まですべてカバーできます。
バラの状態に合わせて、いろいろな対処が可能になります。
夏に咲かせ、秋は休ませるということも対応できます。

「生長サイクル」については、施肥とも深く関係してくるので、栄養管理の項目で詳しく解説します。

今の段階ではバラの生長サイクルに合わせていくのがピーキャット流と覚えておいてください。