20年前、私はピーキャット鉢バラ専用培養土という硬質赤玉土主体の培養土を作り販売していました。今は栽培技術に見合わないレベルになっちゃったので販売はしていませんが…昔の栽培技術とすればとても良い培養土でした。
今の時代はもう時代遅れかな?
現在の「良い土」はデータ分析ありきの栽培技術では考え方が大きく変わっています。
硬質赤玉土に堆肥を混ぜた土は、これはパン作りで言えば小麦粉に水を加えただけの状態って感じですね(*^▽^*)
ここから練って発酵させないと!
現在の「良い土」のデータ分析は以下の項目によって計られています。
保水率、酸素飽和率、各種栄養濃度、pH値、EC値、微生物バランス、ミネラル値、各種有機酸、各種酵素、各種ホルモン…
これらが対象作物や栽培方法にとってベストを考えて作られるのが良い土です。
(※ベースは有機栽培です)
(※リン酸は葉面散布が主なので対象外としています)
でね…
土作りは土作りカテゴリー、施肥は施肥カテゴリーで分かれていますが…このカテゴリーはガーデニングでの作業の話でバラには関係ないんですよね。
バラの関係あるのはこっちです。
この生長サイクルで保水率、酸素飽和率、各種栄養濃度、pH値、EC値、微生物バランス、ミネラル値、各種有機酸、各種酵素、各種ホルモン…がベストであること!
バラにとっては、これが大事なわけです。
皆さんは今まで、土の作り方とか施肥方法とか、微生物がどうのこうのとか…
よく意味がわからないまま、やり方だけを追っかけていたと思います。でも、データ分析で解明したらこういうことなんです。
大事なのは、
保水率、酸素飽和率、各種栄養濃度、pH値、EC値、微生物バランス、ミネラル値、各種有機酸、各種酵素、各種ホルモン…
これを育てる植物に合わせること、育てる植物の生長サイクルに合わせること
土作りも施肥も、このためにやるわけですね。
と言われても…なんのこっちゃ全然わからないでしょ?(*^▽^*)
大丈夫です。わからなくても!
先ほど、ホルモンはオーキシン優勢かサイトカイニン優勢か、つまりは横に出るか縦に伸びるかを栽培では考えると言いました。
これで品質重視とか収量重視とかできますよね。
土作りと施肥は、有機土壌をベースに
■堆肥…自然で作られる肥沃な有機土壌の栄養濃度まで上げる
■肥料…生長サイクルにおいて自然では足りない栄養濃度まで上げる
これで水涸れさせなければOKです!
わかりやすく、ゆうきの園芸ショップの資材で解説します。
■土作り…基本用土(赤玉土など)+MIX堆肥+トリプルバイオ+リバイバルの定期灌水
■施肥 …生長に合わせて肥料を適時最適に与える
■水遣り…水涸れさせず、酸素を含んだ水をしっかり与える
これで保水率、酸素飽和率、各種栄養濃度、pH値、EC値、微生物バランス、ミネラル値、各種有機酸、各種酵素、各種ホルモン…がベストになります。
そうなるように、私とカントクさんが資材を作っています(*^▽^*)
皆さんがやるべき事は、MIX堆肥を植物や品種に合わせて調整してもらうこと、施肥コントロールしてもらうこと、水遣りはしっかりやってもらうことです。
ここはガーデン技術になります。
これで最新の栽培技術となりますので、カンタンでしょ?(*^▽^*)
そうでもない?
ようは、ピーキャット流の栽培をやっていれば最先端!ってことなのにゃ!
まあ、施肥コントロールはすぐに習得できるモノではないし、肥料を効かせる効かせないとか、いろいろな技があります。
ここはじっくり習うとして、後はすでに用意させているので後はじっくり取り組んでいきましょう!