土作りをよりカンタンに!
土と言ってもいろいろあります。
黒土、赤土、真砂土、粘土質の土もあれば目の粗い土もあります。
どれが適しているのか?
どうすれば、適した土になるのか?
栽培ではとても大事な土作りですが…
ちょっと自然を見てみましょう!
日本において草木が生い茂らない土って、砂やがれきぐらいでは?
土によって性質はありますが、日本のような温暖で水が豊富な地域では、自然や生き物が植物に適した土にしていきます。
ここが有機栽培の大きなメリット!
有機土壌であれば、日本においては草木が生い茂るのです!
自然や生き物の力を借りて有機土壌を作れば、栄養を必要とするほとんどの植物を育てることができます。
(気温と湿度が合えば)
ということは?
有機土壌を作る技術があれば、鬼に金棒!
もう、土作りに悩むことはありません。
しかも、自然や生き物からの恵みは満載!
有機土壌は、植物栽培において多くの恩恵を受けることができます。
しかし…
有機土壌は人が植物栽培をすると、すぐに壊れてしまいます…
別にたいそうなことをしなくても、簡単に壊れてしまいます…
だからといって、焼き畑農業のように次の有機土壌を求めることなどできるわけもなく…
もし、有機土壌を維持できる技術があれば、鬼に金棒では?
ということで、実現しました。
これからは、「土」に関しての考え方が大きく変わります。
今まで実現しなかった、有機土壌作りと維持が栽培技術で可能となったわけです。
安易に庭土を入れ替えてしまう方がおられますが、まずは一考!
土にはそれぞれ性質があり、土は年々育てていくことができます。
土を年々育てていけるのが、有機土壌でもあります!
有機土壌を作り、維持しよう!
有機栽培に欠かせない有機土壌!
有機土壌あっての有機栽培が、ピーキャット流の有機栽培です。
植物が健全に育つ上で必要な土は、「肥えた土」ではなく「肥えることができる土」です。
「肥えることができる土」は、強いモノから弱いモノまで多様な微生物や物質が存在し、植物にとって良いバランスが保たれている土です。
有用菌による有機肥料の分解能力、有用菌の安定、嫌気性微生物の増殖阻止などが兼ね備えられている、それが有機土壌です。
有機土壌で育った植物は、強く、その植物本来の力を発揮しやすくなります。
しかし…
栽培をしていると、有機土壌は壊れます。
■栄養バランスが崩れている
■微生物バランスが崩れている
■保水率が低下している
■植物が分泌する毒素が溜まっている
土壌改良も最初だけ!
有機土壌を作ろう!
1.MIX堆肥で土台づくり
植物性堆肥と動物性堆肥をバランス良く配合することで、有機土壌の土台を作っていきます。
有機土壌の土台を作るために、MIX堆肥を土に混ぜます。
2.強い好気性微生物をバイオセットで投入
次に、有機土壌は好気性土壌ですので、強くてタフな好気性微生物(放線菌類)を投入します。
これにより、好気性微生物が支配しやすい土壌にしていきます。
また、土壌病原菌やネコブセンチュウに支配されない土壌作りをします。
土台ができたら、強くてタフな好気性微生物資材である、バイオセットを投入します。
3.ピキャット・リバイバルでバランスを整える
好気性土壌に強くてタフな好気性微生物(放線菌類)を投入しましたが…
有用菌はこれだけではありません。
環境変化に弱い有用菌、他に駆逐されやすい有用菌も投入します。
また、生き物同士の共生で得られる各種物質も投入します。
弱い有用菌も含めた様々な有用菌や、有機土壌に含まれる各種物質でできている、生きた微生物資材ピキャット・リバイバルを灌水します。
有機土壌を維持しよう!
有機栽培の難しさは、有機土壌が維持できずに壊れてしまうことにあります。
よって、有機栽培であるのに連作障害など起きてしまうことがあります。
ピキャット・リバイバルの定期灌水!
有機土壌が壊れないようにすること自体が無理です。
ならば、定期的にバランスを戻してやるほうが効果的で安定しやすくなります。
■灌水の目安
栽培では、生き物同士の共生関係が築きにくく、共生関係で得られる物質が失いやすくなります。
また、弱い有用菌は数を減らしやすくなります。
ピキャット・リバイバルでそれらをしっかり補給していくことで、有機土壌を維持することができます。
有機土壌をリセットしよう!
作付け前、バラなどの場合は冬の休眠期に有機土壌をリセットします。
土台を失うと有機土壌の維持が難しくなりますので、堆肥は投入機会でしっかり土に混ぜ込みましょう。
バイオセットに配合された菌がしっかり居着ける畑は、年々投入量を減らしていけます。
庭植えや小規模菜園、鉢植えは常に同量投入するようにしましょう。
有機土壌をリセットし続けることで、有機栽培が安定しておこなえます。