Xではオーガニックに対しての誹謗中傷がとても目立っています。
そして、それが「とんでも」なオーガニックにだけではなく、一般的なオーガニック、一般の方々にまでその誹謗中傷、ネットリンチがされています。
2年ほど前、バラのガーデナーが
「無農薬で咲いたバラ、とても綺麗で香りも違う」
とポストしたところ、誹謗中傷を受けました。それを導いたのはX慣行農家でした。
半年ほど前、あるお母さんが
「子供のアレルギーが酷くてオーガニック一択です。農薬を使った野菜や果物は怖くて」
というコメントを入れると、これも誹謗中傷を受けました。多くが慣行農家でした。
これはどういう方かわかりませんでしたが1年ほど前
「私は有機野菜のほうが美味しく感じます。それがどうして駄目なんですか?」
とコメントしたところ、誹謗中傷を受けていました。これは酷かったですね。
これらはスクショで保管していますが、嫌み太郎さんが騒ぐので引用はしません。
これって、誹謗中傷を受けなければいけないほどのことを言ってますか?
そもそも、X(Twitter)というのは個人が呟く場所だったはずです。いつから言論統制される場所になったのでしょうか?
オーガニック農家は集団リンチなんてしていない
オーガニック農家が慣行側をネットリンチしているところを見たことありますか?
もし、オーガニック農家が集団で慣行栽培を集団リンチしている事実があるのでしたら、是非ともご一報ください。基本、オーガニック農家って群れを成さないんですが…
「農薬は安全だ!無農薬の野菜なんてクソまずい」と言っている一般の人に、私らオーガニック農家が異を唱えることは無いと思います。まして集団リンチなんて考えられないことです。
慣行農家が「農薬を使った野菜の方が絶対に美味しい」と言っても、まあそれは事実とは違う個人の主張なので気にもしていないです。デマだなんて言わないですよ。
まあ、そういうことなんですね。
ネットリンチ、集団リンチの目的は?
自分の意と違うものを数の圧力で潰しに掛かる
これだけなんです。たったこれだけのことで、ネットリンチを何度も繰り返し人の命すら粗末にしてしまうわけです。
自分の意を謎の正義に置き換え、人の命を奪うことすら正当化できる…
これ、とんでもないポストを見つけたんですが…
「デマ飛ばすオーガニック信者や、デマを利用して儲けようとするヤカラの言うことに反論しておかないと国民の愚民化が進むから。日本農業をルイセンコはびこる非科学イデオロギーに支配される世界にしてはならない」
これでネットリンチするそうです。
ルイセンコとは、ロシアがソ連時代にルイセンコという生物学者に農業政策を任せたため失敗した話です。そのルイセンコがXのどこにいるのかわかりませんが、まあ煽りの類いですね。
ルイセンコとオーガニックデマはまったく性質が異なるのですが、オーガニックそのものを宗教的・思想的な非科学としたい慣行栽培側もいるので…
でも、こういう煽りはどこかで聞いたことがあったような…どこぞの宗教で…
こういうことが正当化されれば私刑が正当化されることになります。そして、とんでもない事件に…
反論するなら、それなりの人に直接議論すれば良いだけのことなんですよね。ネットリンチは暴力で犯罪です。
私も慣行農家側からネットリンチを受けました。総勢120人ぐらいが誹謗中傷のコメントをしてきましたね。
「昔、メロンの網目をダコニール(農薬の殺菌剤)でゴシゴシして高級感を出していた」というオイシックスの会長のポストに私が「確かに昔はやっていた」とコメントしたら誹謗中傷に巻き込まれました。
そのときのネットリンチの理由は「消費者に誤解を与えるから口封じ」だったそうです。
もちろん口封じされようとしたらさらに声が大きくなるわけで、言い合いがかなり長く続きました。でも、事実を言って集団リンチされるって…
真実を大多数で口封じって…これ、太平洋戦争時ですよね。「非国民」と罵って反戦家を口封じしていく…
こういうことは逆に国民の愚民化が進むって、皆さんはそう思いませんか?
こういうのを見かけたら、長いものに巻かれるのではなく、私刑など絶対に許されないことを考えてくださいね。
農家もいろいろ、考え方もいろいろ
農業に携わっている人っていろいろな人がいるんですね。そして、言い分も全然違うんです。
でね、Xでは結局は自分が有利になることが「正しい」って主張するわけです。
慣行栽培側は農薬は安全だと言い、オーガニック側は農薬は危険だと言う
まあ、そうだと思いますよ。世の中には100%安全とか100%危険なんてものはないですから。
それをお互いがデマだと言い合ったところで、永遠に続きます。
でね、これはこう見れば良いんです。
農薬は危険でもあり安全でもある話を聞く
現場では農薬は危険だ!と言っている慣行農家は多いですよ。だからこそしっかり扱って安全性を高めてくれています。
皆さんに農薬を正しく理解していただくことで双方のデマもなくなると思います。
ただ、皆さんが正しい知識を持つことができるのかどうかが大きな問題…私が過去にあったメロンのゴシゴシという事実を話しただけで集団リンチで口封じしようとしてきます。
Xでの話は信じないほうが宜しいかと思います。
私は農家が農薬散布地域内で農薬を使うことは仕方ないと考えているオーガニック農家です。
私は使わないですが、農薬散布地域外に飛散させず農薬残留基準値も守られていれば農薬でとやかく言うことはありません。
その理由はオンラインセミナーで詳しく解説しています。
とんでもオーガニックって存在するの?
もちろん、とんでもないデタラメなオーガニックはあります。
「それ、どこの星で起こっているのかは知らないけど、地球上では起こらないよね?」
なんてのは、現場で良くある話です(*^▽^*)
私は「非科学」という言葉は大嫌いで何事も頭ごなしに否定することはやらないですが、オカルトも過ぎるとちょっとねえというのはあります。
「有機野菜を食べると癌が治る」
「農薬を使った野菜は身体に悪い」
「農薬は化学物質過敏症やアレルギーの原因だ」
これはトンデモかトンデモではないのかと言えば、トンデモです。
事実が無い、もしくは証明されていないからです。
「私は有機野菜を食べると癌が治ると期待している」
「私たちのグループは農薬を使った野菜は身体に悪いと考えている」
「私は農薬は化学物質過敏症やアレルギーの原因ではないかと疑っている」
これだと個人やグループ間の考え、思いですよね。これに異議を唱えることはすべきではありません。会話は求めても、いきなり異議を申し立てたり批判したりするのも良くありません。誹謗中傷すれば暴力となります。
では、これはどうでしょうか?
「無農薬の野菜は美味しい」
「子供の健康を気遣って有機野菜を食べている」
「農薬を使っている野菜は食べるとわかる」
これはトンデモではありません。
もう少し言葉を足してみます。
「無農薬で作れた野菜は施肥管理がしっかりしていることが多く相対的に美味しい」
「子供の体質が弱くアレルギーも酷いので、健康を気遣って有機野菜を食べている」
「農薬を使った野菜は肥料が効きすぎのことが多く、相対的に食べるとわかる」
別に何も悪いことは言っていません。でも、こう付け足すと悪意になります。
「無農薬で作った野菜は美味しいのに農薬を使った野菜ときたら不味くて食べられない」
「子供の体質が弱くアレルギーも酷いのは農薬を使った野菜のせい」
「農薬を使った野菜は舌がピリピリするから食べただけでわかるよ」
なにげに呟いたことが、相手が変に受け取ってしまうことってありますよね。
これは私もあります。Xって文字数制限があるのでさらに言葉足らずが多くなってしまいます。
じゃあ、誰が悪いのか?は…
勝手に解釈してネットリンチした方が悪いに決まっています。X慣行農家が一般の方々に謎の正義でネットリンチしているのは皆さんも目にしていますよね。
そして、それを煽っている人もいるわけですね。
言葉足らずだから、これを付け足せばOK!
書く文章って、角が立ちやすいというのはメールの時から言われています。
そして、奇妙な世界の5ch、そして奇妙になってきたX(Twitter)…
私たちは他の人が書いた文章を読む時にこれを付けてみてください。難しく書くと混乱するのでとてもカンタンにします。
言葉に「絶対」と「相対的に」を付けてみてください!
相手の意志を見るときは、「絶対」なのか「相対的に」なのかを見極めることが大事になります。
「絶対に無農薬の野菜は美味しい」
「相対的に無農薬の野菜は美味しい」
意味合いが違ってくるでしょ?
「絶対」ならば虫食い痕だらけの野菜も美味しくなるわけです。「相対的に」ならば虫食い痕だらけの野菜は美味しいとは言っていないことになります。
相手の言葉に「絶対」や「相対的に」を付けて解釈してあげると良いですね。
「農薬を使った野菜は絶対に身体に悪い」
「農薬を使った野菜は相対的に身体に悪い」
トンデモなんですが、「相対的に身体に悪い」は何か意味を含んでそうな感じですよね?
こういう場合は「どういうことですか?」って聞くのは悪いことではないと思います。
私たちが会話する時って「絶対」と「相対的に」って普通に表現しますよね。口調や顔の表情、手の振りでも表現します。
でも、文章ってそれがないですし、最初から敵意むき出しなら「絶対」と受け取りますよね。
まあ、そういうことです。
ネットリンチはなくさないと!
謎の正義を振りかざし、自分は正義のヒーローになったつもりで人を殺す…
「デマを許すな!トンデモを許すな!」
いやいや、人を裁いて私刑するなんてどういう神経をしているのか…どなた様なんでしょうか…
実現場での活躍は、まあ想像できます。
現場では、慣行農家とオーガニック農家は相対的に仲が良いんです。その理由は、お互いがお互いを補っていることを理解しているからです。
慣行農家同士がいがみ合っているのは現場ではよく見ますが…(*^▽^*)
慣行農家は大量生産型ですが細かなことが苦手、オーガニック農家は細かなことは得意ですが大量生産は苦手
慣行農家は消費者相手は苦手ですが、オーガニック農家は消費者ありき
どちらが優劣とか存在しなくて、どちらも日本には必要です。
ただね、日本でああだこうだ言い合いしたところで、日本は世界動向に右にならえするんです。
世界レベルでオーガニック化が進めば、日本は否応なしにオーガニックになります。
お互いが認め合い、お互いで補いながら進んでいくのが一番!
デマだなんだと井の中の蛙で騒いでも、世界を相手にしないと日本は生き残れないわけですから…
Xに大きな規制が掛かるんじゃないかな?
ネットリンチ、言葉の暴力はすでに大きな社会問題になっています。
そろそろ総務省は動くのかな?
日本は言論の自由があって言論統制はしてはいけないという憲法があります。
しかし、ネットリンチ、集団リンチ、弱い人へ刃を向けるなどが起きていれば、それこそが言論の自由を阻むことになってます。
たとえば、赤ん坊を持つ母親同士が「小さいうちは農薬を使った野菜は避けたいよねえ」とXで会話すれば、いつX慣行農家に誹謗中傷され集団リンチされるかわからないのが今の現状です。
この母親たちは「オーガニックデマ信奉者」としてさらされ、誹謗中傷で集団暴力に見舞われるわけです。
こんな言論の自由って本当に必要なのか?
被害者の保護と誹謗中傷に対する厳罰化を即急に行うことが一番なんですけどね。